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瀬尾まいこ.『天国はまだ遠く』.新潮社,2004.6.

天国はまだ遠く天国はまだ遠く
(2004/06/23)
瀬尾 まいこ

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瀬尾まいこさんの本をいくつか読んだことがあるという話をしていたら
「ぜひこれを読んで」と言われて
しかも!お借りしてしまいました。

想像の余地がいっぱいあって
素敵な小説です。




ストーリー(ネタバレあり)


自殺をしようと
なるべく田舎の奥の方へ行きたいと考えた主人公。
都会で1人暮らしをしていた23歳の女性。

自殺の動機に関しては
軽くしか語られていません。
そのあたりは本当に想像の余地をたっぷり残しているので
自分自身に置き換えていろいろ想像できます。

タクシーにのって
運転手さんに紹介された民宿タムラについた彼女。

その民宿は
田村さんという30歳の独身男性が
一応経営しているらしいものの
田村さんは有機農業で生計を立てているらしい。

自殺を決行しようと
睡眠薬を大量に飲むものの
スッキリ目覚めてしまい
そのせいか
すっかり自殺する気力がなくなります。

そこからは淡々と日常生活が語られていくような感じです。

なんとなく田村さんの手伝いをして
日々が過ぎていき
田舎生活になじんでいきます。

最後は
田村さんに背中を押されて
都会へ帰っていきます。





そこで終わるのですが
そのために
その後の彼女や田村さんのことを
何パターンも想像できてしまい
そこが
この小説の良さなんでしょうね。


なんだか
読み終わっても
まだいろいろ考えちゃうので
読み終わった気がしないです。


評価
面白さ  私には 5 だけど
     わかりやすい面白さを求める人には物足りないでしょうね。

お勧め度 ある程度、読書を楽しむ人にお勧め。
     想像する余地があるという楽しさのわかる人でないと
     勧めてもだめかも。

再読度  5

ルビなしの一般書。
作者は中学校の国語の先生ということですので
中学生以上が対象ということなのでしょうね。

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2012/09/01 18:47 |   瀬尾まいこCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

瀬尾まいこ.『卵の緒』.マガジンハウス,2002.11.

卵の緒卵の緒
(2002/11)
瀬尾 まいこ

商品詳細を見る


少し前から、読書仲間の人に
「瀬尾まいこはいいよ」と言われていて
どれが一番お勧めか 聞くと
誰に聞いても この本だったので読んでみました。


この本は2つの物語が入っています。

一つ目は表題作『卵の緒』
二つ目は『7's blood』



『卵の緒』

「僕は捨て子だ。」と思っている、小学校5年生の僕、育生。
母子家庭で母と二人暮らし。

学校で「へその緒」のことを聞いて
母親に「へその緒見せて」というものの、はぐらかされてしまう。

母の好きな人朝ちゃんや
不登校のクラスメイトで同じ班の池内君 など
いろいろな人とのかかわりやできごとがおきる。

母は朝ちゃんと結婚し、6年生になるころ名字が朝井に変わり、
その初日に
池内君が登校してサラリと
クラスになじませてくれたりする。

人とのつながり・・・親とのつながり、友だちとのつながり・・・など
いろいろな事を考えさせられる物語です。

その割には、全体に明るくってサラッとした感じで読めます。



『7's blood』

高3の七子は、母と二人暮らし。
父は7年前に亡くなっている。

父の愛人だった人が服役することになり、
愛人の子である6歳年下の七生を
母が預かることにしたという。

ところが、そのころ
急に母は入院してしまい
七子は七生と2人暮らしすることになる。

七生は、愛人の子という卑屈さはなく
家事は分担といっても
とっても上手で
社交的で明るい性格。

でも、なかなかなじめない。

ある日、小学校の担任から呼び出され
いろいろ言われたあたりから
七子は七生と向き合うようになる。

最後は 衝撃的な出来事で終わるけど
なんだか切ないような
でも心に明かりが残るような
ふしぎな気分になります。




ルピなしの一般書。内容的には中学生から大人まで。


評価
面白さ  5
再読度  5
お勧め度  5


他の作品も読んでみたいです。


2011/06/19 00:24 |   瀬尾まいこCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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