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三浦しをん.『神去(かむさり)なあなあ夜話』.徳間書店,2012.11

神去なあなあ夜話神去なあなあ夜話
(2012/11/28)
三浦しをん

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『神去なあなあ日常』の続編です。

横浜の高校を卒業して、
三重県の山奥の村へ
林業をするために就職してきた勇気。

日常のほうでは、
仕事の厳しさに逃げ出そうとしていたりしましたが

今回の物語ではちょっと成長しています。

20歳になった勇気。

林業の会社でもようやく正社員にしてもらい
神去村でも認めてもらえるようになってきたような感じ。

パソコンで読者のいない記録をつけているという設定なので
「みんな」なんていう呼びかけも出てきます。

居候先のヨキ夫婦のなれそめや
ヨキや清一さんの両親がいない理由など
つい涙してしまうようなエピソードもあれば
神去地区唯一の小学生・山太(清一さんの息子)が望む
クリスマスがしたいというエピソードに
大人たちのつくるイベント・・・
お稲荷さんのお社にまつわる伝説や
勇気の恋愛事情などなど。

ありえないほどの
田舎だからこその出来事も含めて
ホッとしたり、涙したり、笑ったり・・・そんな村の人たちです。

読後は、暖かい気持ちになれます。

評価
オール5
読みやすいです。

ルビなしの一般書。

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2012/12/25 15:07 |   三浦しをんCOMMENT(0)TRACKBACK(1)  TOP

三浦しをん.『舟を編む』.光文社,2011.9.

舟を編む舟を編む
(2011/09/17)
三浦 しをん

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本屋大賞を受賞した直木賞作家・三浦しをんさんの作品です。

辞書を作る人が主人公の物語。
装丁の紺色に銀色の押し文字・・・というのは
主人公たちが最後に仕上げる辞書の装丁にそっくりにしてあります。

ちょっと前から購入していたのに読んでなかったのですが
本屋大賞も受賞したことだし
これは読むべきかも・・・と思い読み始めました。

主人公は
まじめさん。
ちなみに本名だったりします。

前半と後半の2部になんとなくわかれています。

前半は
若かりし日のまじめさん。
辞書編纂部にスカウトされてそこの部員になるところから
初恋のいきさつの物語です。

後半は
中堅どころの年代で、主任さんになっているまじめさん。
辞書編纂部に若い女性編集員が配属されてきて
とうとう辞書が出来上がるところまでです。

最後の方は
泣けるところもあります。

辞書を作成するという特殊環境がいろいろ書かれていて
思わず
うちの辞書はどこのかな~なんて見てしまったりします。

三浦しをんさんの描く恋愛なので
とっても不器用なカップルながらも
いい感じの関係になります。

辞書作りの裏側が見れて
面白いです。


評価 
面白さ  4.8
再読度  4.9
お勧め度  5

ルピなしの一般書。

面白さだけなら
三浦しをんさんの他の作品の方がおもしろいかも・・・とは思うのですが
とにかく辞書の裏がわってことで
ぜひ一度読んでほしいかも・・・です。(笑)





2012/04/13 23:43 |   三浦しをんCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

三浦しをん.『仏果を得ず』.双葉社,2007.11.

仏果を得ず (双葉文庫)仏果を得ず (双葉文庫)
(2011/07/14)
三浦 しをん

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三浦しをんさんの本を他にも読んでみたいかも・・・
と話していたら、
三浦さんの作品は全部読んでいるとかいう方から
「絶対にこれを読むべき」というお勧め。

勧めていただいただけあって
読みだしたら途中でやめられず
完全に寝不足&一気読み・・・ということになってしまいました(苦笑)


これが一押し作品だというだけのことはあると思いました。



前情報なしで読み始め
古典芸能の何かをやってんだな~ぐらいの感覚。
読み進めるうちに
文楽の中の語りを担当する人が主人公なんだとわかってきます。

文楽がどんなものかもほとんど知らない状況でも
かなり楽しく読めました。

主人公は一応この道に弟子入りして
10年ほどになる健(かける)。
三味線の兎一郎(といちろう)という先輩格の人と組めと
師匠から言われるものの
兎一郎は一匹狼な人なので
一緒に練習したくても
捕まえるだけでも大変。

若手の人たちは
小学校にときどきボランティアで文楽を教えに行っていて
そこの小学生ミラちゃんとも仲良くなったりしている。

かなり個性的な性格の師匠の銀大夫、
文楽の養成所時代からの仲間の人形遣い・・・といっても
今は足だけを動かす担当の友人、
ミラちゃんやその母親、
兎一郎の奥さんなど様々な個性的なキャラが次々と出てきて
健は翻弄されながらも成長していきます。

初恋かっ!っていうほど
精神的にはうぶな恋愛もします(苦笑)。
ストーリーにも関係してきます。

自宅として住んでいる所の大家さんも個性的な人物!


ちなみに家賃格安とのことで
住んでいるのは
なんとラブホテルだったりします。



文楽という古典芸能にまじめに真摯に取り組む姿と
そういうちょっと笑える背景のギャップが
面白いです。



評価
オール5

文楽独特の言い回しや難しい漢字にはルピあり。
一般書に分類されると思います。



2011/09/17 15:19 |   三浦しをんCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

三浦しをん.『神去なあなあ日常』.徳間書店,2009.5.

神去なあなあ日常神去なあなあ日常
(2009/05/15)
三浦 しをん

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三浦しをん作の『風が強く吹いている』が大好きで何度も読んでいる・・・
という方と
「私もそれは好き」と話していたら
「これもいいよ~」と勧めてくださったので
図書館で借りてみました。

こっちの方がさくさく読めると思います。



主人公がパソコンをつかって
読んでくれる人のあてもないのに
語り口調で 神去(かむさり)村での生活を書いている・・・
という設定です。



主人公は
横浜の高校卒業したばかりの少年、勇気。

卒業目前になっても就職が決まらなかったので
学校の先生が勝手に就職先を決めてきた。
両親も餞別を3万円くれて
「がんばるのよ」とか言う。

就職先は
三重県の神去村(かみさりむら)とかで、林業をするらしい。

「どこだよそれ?」とか思いつつ
名古屋まで新幹線に乗り、そこから近鉄で松坂まで行き
さらに聞いたこともないローカル線
(1両しか車両がないし、パンタグラフも送電線もない?!)に乗り
山奥へと入っていく。

携帯もそのうち圏外に!

終点は小さな無人駅。

軽トラが迎えに来てくれた。



ちなみに松坂への終電は午後7時25分(笑)
と言って、
勇気君はとっても驚いています。

まあ、田舎だもんね(苦笑)



最初の晩にお世話になった家で
猪鍋(ししなべ)をごちそうになる。

そこでチェーンソーの扱い方などを習い、
さらに車で山奥に入った先の林業の会社が就職先らしい。

きつい仕事に
田舎で何もない生活・・・逃げ出そうとするものの失敗したりする。


だがそのうちに
だんだん仕事にも山にも神去にもなれて
いつしか
神去を楽しむようになっていく。

神去での1年間、
山の仕事、お祭り、神事、生活や自然など
大変そうなものの
そんなところに住むのもすてきだろうな~と思わせるような物語です。



林業って、結構いろいろなことを長期サイクルでやっているのね。

何も考えずに流されて楽に生きてきた勇気が
山の生活になじむうちに
成長していくのが素敵です。



勇気の恋愛もからんできます。




私も子どもの頃は都会ぐらしで
初めて本物の蛍を見たときは
勇気と近い年齢の頃でした。

なので
勇気が蛍をみたシーンでの感動は
他人事とは思えませんでした。

今は、毎年普通に
蛍がそこらへんで見れるような環境に住んでいます♪



林業は班で行動するのですが
勇気の班のメンバーは
居候先のヨキをはじめ
個性派ぞろい。

ちなみに女性は美人揃いだそうです。


評価
オール 5


林業に就職して
成長していく少年の物語です。

ちなみに電車の行き方があまりにリアルだったので
神去村ってどこなんだろう・・・と地図をチェックしてみたら
そんな村はありませんでした。
架空の村のようです。

「久居の町」とか「名張」とかいう地名がでてきて
それらは実在しているのですが
この村に関しては架空らしいです。

神事の時に本当に神様の使いが見えたりして
そんなところは神秘的で素敵です。

2011/08/22 22:33 |   三浦しをんCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

三浦しをん.『風が強く吹いている』.新潮社,2009.7.

風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
(2009/06/27)
三浦 しをん

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中学生に「走る」テーマの本が人気・・・と言っていた友人に
あさのあつこの『ランナー』は微妙だったかも・・・と伝えたら
「この本なら絶対に失敗ないから」と勧められたのがこれ。


文庫本で厚さが2㎝以上あって
ちょっと気合いがないと読めないかも・・・・と躊躇しつつ読みだしたのに
1日で読んでしまいました。

久々に寝不足パターンの本です。



清瀬灰二(きよせハイジ)は銭湯の帰りに
万引きをして走り去る人物の走り方をみて
彼の「走り」にひとめぼれしてしまう。

走っていた人物、蔵原走(くらはらかける)は
高校時代に名のある陸上選手だったが
問題をおこし
陸上とは縁のない寛政大学に入学が決まっているが
住むところもなく
お金もなく
野宿していて
飢えをしのぐために万引きしている事を知る。

ハイジは
同じ寛政大学の学生が住む
ボロアパート・竹青荘(ちくせいそう)に走を誘う。

10人目の住人となった走。

アパートには個性的なメンバーがそろっていた。

そこへ、ハイジが爆弾発言をする。

この10人で箱根駅伝をめざそう・・・と。

正月にテレビ放送される箱根駅伝は
関東の大学ならどこでもエントリーできるのだとか。

ハイジは高校陸上の時代に足にけがを負い
陸上から離れていた。
その他のメンバーはほぼ素人の集団。

10人の一人でも欠けると出場できないぎりぎりの中で
まずは秋の予選を目標に
その後は、箱根駅伝で頂点を見よう・・・と
それぞれの思いをこめて走る。



ここまでで半分。



後半は箱根駅伝の当日。

ひとりひとりの走りに
それぞれのドラマがあって
ひとりで走るのだけど
ひとりも欠けてはいけないことでのお互いに対する信頼感など
複雑で奥が深いドラマが展開します。




最後まで読んでも
もう一度読み返したくなるような
素敵な青春物語。



走ることって
何にでも通じるものなんだね~。

なんだか私もちょっと走ってみたくなりました。

もちろん、こんな風には走れないけど
ジョギングぐらいでも
楽しめればいいかなぁ~と。


評価

もちろん オール 5


読書感想文も書きやすいかも。
いろんな人物が出てくるし
エピソードも多様で
自分自身に置き換えれるところが
誰にでも絶対にありそう。

背景で支えてくれる人たちも大勢いて
その人たちにも
何らかのドラマがあるだろうと想像するのも楽しいしね!


ルピは 最小限しかない一般書。


登場人物は
かなり個性的な集団で
ライトノベル程ではないにしても
人物が際立っていておもしろいです。

大家さんもちょっと謎の人物だしね(笑)




2011/06/19 10:18 |   三浦しをんCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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