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柴田勝茂.『きみに会いたい I Miss You』.あかね書房,1995.3




中学生の女の子が主人公。



人の心のつぶやきが聞こえてしまうという力を持っている。



ある日、12-3歳の少年のつぶやきが聞こえる。

それは、自分と同じように

他人の心のつぶやくが聞こえてしまうことで悩んでいる少年だった。



少年は会いたいというが

あわないでいようとする。



しかし、少年の力はかなり強いようで

イメージなども読み取ることができるようだ。



私が2年C組の美和子だってこと、

名札などの映像イメージから読み取ってしまうのではないか

そんな恐れを抱くようになる。





そのうち、少年の心は荒んでいき

東京から一番近い原発で

事故が起きるよう、彼が望むようになる。





美和子は少年の暴走を止められるのか?!







評価

面白さ  5

読みやすさ 4.8

再読度  4.6

お勧め度 5





設定といい、進み方といい、

ちょっとライトノベル風な要素のある物語です。



美和子は ほんわかした優しい少女。



少年はちょっと人間味にかけるような冷淡な雰囲気。



原発事故のイメージの描写が

リアルで怖いです。



出版当時は、原発事故なんてありえない

と思っていた時代だったでしょう。



今は、原発事故を経験したので

リアルさに怖くなってきます。



ちょっと古い本ですがおすすめです。

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2014/05/25 22:41 | 日本の作家 さ行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

崎谷はるひ.『トオチカ』.角川書店,2013.4

トオチカトオチカ
(2013/04/26)
崎谷 はるひ

商品詳細を見る


表紙の絵と
BLの人気作家がついに一般書を書いた!
とかいうような本の紹介につられて
読んでみました。

思春期のような面倒くさい性格で
過去の恋愛の失敗のトラウマも抱えていて
やや男性恐怖症気味の
大人の女性が主人公。

バイヤーの営業さんの男性と恋愛関係になっていく。





読みやすいし一気読みしちゃったものの
全体としての印象はうすいかな?


恋愛ものなんだけど
主人公の女性は卑屈になりすぎていて
男性にたいしては見た目描写が多く
男性がなぜ彼女に惹かれたのかよくわからないし
主人公のりつこが彼に惹かれている・・・というのもよくわからない。

りつこサイドは
たまたま偶然が重なって
一線を越えちゃったから
惹かれた・・・という感じ。

BL作家さんというだけあって
そういう描写はなかなかうまいと思うけど
それが大人の恋愛に発展するポイントのような感じがするのは
どうなんでしょ?

できれば、
もう一組の方のカップルを主人公にしてほしかったかも。

その二人の方が好感が持てそう(^^;)

評価
面白さ 3
お勧め度 3
再読度 1

でも読みやすいので
ラノベと思えば評価はもっと上かも。

とはいえ、描写はR指定したくなるような部分もあるので・・・
微妙です。

2013/08/07 23:18 | 日本の作家 さ行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

齋藤智裕.『KAGEROU』.ポプラ社.,2010.12

KAGEROUKAGEROU
(2010/12/15)
齋藤 智裕

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たしかコミックなみの発行部数なんですよねぇ~。
だから、ちょっと待っていれば古本屋などで簡単に手に入るようになるだろうから
あわてて読まなくても・・・と思っていたものです。

そんな話をしていたら
またもや中学生の女の子から個人的に借りてしまいました(笑)



あちこちで、いろいろたたかれていますが
私は結構いいんじゃないかと思いました。

だって新人のデビュー作でしょ?

他の新人賞の受賞作品だって
多かれ少なかれ
こういうレベルの本だと思うのです。

ルピなしの一般書。
文字量や読みやすさからも中学生から対象という感じです。

あんまり本を読まないような人たちが
こういう話題の本を読むことで
読書好きへのきっかけ本になってもいいと思うしね(笑)

なんせ、もっと面白い本はいっぱいあるから(苦笑)







いきなり
主人公のヤスオが飛び降り自殺をしようとしているシーンから始まります。

そこへキョウヤという謎の人物が現れます。

キョウヤは自殺を食い止めるのではなく
お金になり、家族にも迷惑をかけない方法で死なないか・・・と持ちかけてきます。

臓器提供・・・というか、臓器だけでなく
体のパーツすべてにわたって
買ってくれるというのだ。

いろいろと説得されて契約して
社会的には死を迎える。

手違いで臓器を提供した相手に巡り合ったり
なぜか生き返ったりごちゃごちゃする。





「キョウヤ」は
森絵都さんの『カラフル』にでてくる
天使プラプラのようなポジションで
ヤスオのガイド役。

死へ導こうとしている割には
生の大切さを示しているようなところもある。
淡々と解説して行動をガイドしてくる。

どういう人物なのかは謎なのだが
最後の方で
キョウヤが倒れ
ヤスオはかなり予想外の運命に進むことになる。



評価

面白さ  4.3

かなりサラッと読めます。
今の若者的な、お互いに深くかかわらないあっさりした人間関係と
あっさりした心理描写。

お勧め度  3.8

読みやすいので命のテーマの時に読んでみてもいいのでは?
読書派の人には物足りないような内容。

再読度  0.8
何度も読むほどでもないかもね(苦笑)





ありえそうな展開や設定
でも実際には無理な事が強引に展開されていくところが
マンガっぽくて(どう表現していいのだか・・(苦笑))
そういう意味では面白かったかも。

2011/01/22 22:36 | 日本の作家 さ行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

斉藤洋.『ナツカのおばけ事件簿 メリーさんの電話』.あかね書房,1999.2.

メリーさんの電話 (ナツカのおばけ事件簿 1)メリーさんの電話 (ナツカのおばけ事件簿 1)
(1999/02)
斉藤 洋

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あら~。
この作者って
『ルドルフとイッパイアッテナ』や『なん者・にん者・ぬん者』シリーズの作者だったのね!

おもしろかったです。

小学校2-3年生ぐらいから。



この本がシリーズの1巻目。




ナツカは小学生の女の子。
両親は離婚していて、ファッションデザイナーのママと住んでいる。
パパは仕事を持っていないので、
ナツカがパパのために考えた仕事は「ゴーストバスター」。
要するに、おばけ関係の事件解決を仕事にしてはどうか・・と思いつく。

ママからもらった資金で、
新聞広告を出し、看板をつくり、
お金の管理もしちゃうナツカ。

はじめの事件は、お金持ちからの依頼。
軽井沢の別荘で、焼却処分した人形・メリーさんから電話がかかってくる・・という事件。
ナツカの気転で、報酬もたっぷりもらえるし、事件も解決。

二番目の事件は、私立の中学校・高校の建物の女子トイレに「花子さん」なるおばけが出るという。
これも、トイレのドアの工夫でどうにか解決。



テンポがよくて、軽快な口調。
明るくてしっかり者のナツカが
おばけを信じてなくて、ちょっと頼りないパパを助けて活躍するシリーズみたいです。



評価
面白さ  4.8  
     挿絵もかわいいし、事件もなかなか面白い。
     ナツカのキャラも好感度抜群!
再読度  3
お勧め度 4.9     
     





2010/07/10 22:26 | 日本の作家 さ行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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