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谷瑞恵.『異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女』.集英社,2014.02

異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)
(2014/02/25)
谷 瑞恵

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図像学(イコノグラフィー)という
独特の意味を絵画の中に、背景や小物として描きこむ手法を
英国で学習して帰国した千景。

亡くなった祖父は
結婚相手として誰かに千景を頼んでいたようだ。

祖母のかかわりのある人たちの中で
幼馴染みの透麿を中心としたグループが
盗まれた絵画を手に入れようとしていることを知る。

盗まれた美術館の損害保険会社から正式な依頼をうけ
絵画奪還のための作成を手伝うことになる。

美術館が探している絵は2枚。
そのうちの1枚は
危ない図像が描かれているらしく
絵を見た者が自殺したり事故にあったりしているらしい。

悪用して誰かを殺そうとたくらみ、手に入れようと画策してくる人物なども出てきて
無事に絵を手に入れることができるのか、

ドキドキハラハラの連続で
おもしろいです。

おもしろさ  5
再読度    45
お勧め度   5



続きがあってもいいかも♪

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2014/08/20 13:18 | 日本の作家 た行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

ドリアン助川.『あん』.ポプラ社,2013.02

あん (一般書)あん (一般書)
(2013/02/07)
ドリアン助川

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人権学習に使えるとかいう。
どんな小説なのかなぁ・・・と思って読む。


どら焼き屋さん。
店長が一人でやっているお店。

そこへ、年齢不詳ならバイトに雇ってほしい・・・しかも時給は半額でもいい・・・
という76歳のおばあさん・吉井徳江がやってくる。

断わっても
食べてみて・・・と手作りのあんを持参してやってきた。

そのあんがあまりにおいしくて
手がゆがんで不自由な彼女をやとうことにする。


あんのおかげで
どら焼きはよく売れるようになっていく。


そのうち
彼女の抱える過去と秘密が明らかになり
問題になってくる。

店長自身も隠している過去の問題がある。

お客の少女の抱える問題なども絡んできて
ますます目を離せない展開になっていきます。


徳江さんの抱える過去って
本当に考えさせられるようなことなのです。



評価
オール5

読みやすいです。

実は重いテーマのようなのに
さらさらと読めます。


ラストは
今の日本ならこんな風な考え方で
解決を望む人がおおいのかも。

もっといいように変わっていく方法ってなかったのかな・・・と
ちょっとだけさみしくなります。



ネタバレ
ハンセン病、ライ予防法というものによって
しいたげられていた徳江さん。
名前や戸籍まで取り上げられたんだそうな。
家族までが差別にあったりしたのだとか。
しかも、それが撤廃されてからも
もう、もとには戻れないのだとか。
考えさせられることがいっぱいです。

2014/06/23 11:52 | 日本の作家 た行COMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

田中啓文.『こなもん屋馬子(うまこ)』.実業之日本社,2011.10

こなもん屋馬子こなもん屋馬子
(2011/10/20)
田中 啓文

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最近文庫にもなっているらしく、面白いとのことだったので
図書館から借りてみました。

主人公は毎回お客になる人物。
その人物の好きな「こなもの」メニューから
お店の店主馬子(うまこ)がつけたあだ名が
各短篇の題名になっています。



いかにも!という感じの
大阪のおばちゃんが
馬子。

芸名 蘇我家馬子(そがのやうまこ)
本名 西川馬子(にしかわうまこ)


従業員の少女は 「イルカ」。


いい加減な感じのお店ながら
つくる粉もの料理は絶品で
一度食べると、病み付きになって
頻繁に々メニューを食べに通ってくることになるようです。


お客はいつも
淡々とした雰囲気なのに
実は悩みを抱えていたりスランプだったりするのですが
馬子のお店に通っているうち
何らかの出来事・・・出会いだったり事件だったり・・・
が起きて
悩みが解消する・・・という設定です。


ただし、
その後、二度と馬子の店には行けなくなってしまう・・・という不思議なお店。


大阪のおばちゃんパワーが炸裂しているので
笑えます。



評価

オール5



おかげで、昨日はお好み焼き、今日は焼きそばをランチに作っちゃいました(笑)
一昨日はランチ会でピザをたべたし(^^;)

たこ焼きもうどんも食べたいかも・・・。

おなかがすいてくるという点では
ダイエットの敵かもね(笑)


2013/12/08 17:41 | 日本の作家 た行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

谷瑞恵.『思い出のとき修理します』.集英社,2012.9

思い出のとき修理します (集英社文庫)思い出のとき修理します (集英社文庫)
(2012/09/20)
谷 瑞恵

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『伯爵と妖精』の作家さんです。
ライトノベルじゃないレーベルの小説ということで
気になっていました。

都会で美容師をしていたものの
恋に挫折して
しかも、実力ではなくその元彼の口利きで
美容院のチーフになっていたのかも・・・と思うほど
仕事にも何事にも自信がなくなって
都会から逃げるようにやってきた
田舎の商店街。

子どもの頃に一度
その商店街の美容室を営む祖父母に預けられて
楽しかった思い出がある。

その美容室が
貸家としてでていたので、
借りて住むことになる。

商店街は
ほとんどがシャッター商店街という状況。

時計修理店の店主の青年に世話を焼かれたりしつつ
次第に生活になじんでいく。

時計屋さんの看板が
題名になっている。

時計屋さんや
主人公の明里のもとへ
苦い思い出を抱えた人たちがやってきて
知らず知らずのうちに
そういう人たちの思い出を
昇華させるようになっていく。

ラストには
時計屋さん自身の苦い思い出や
明里の苦い思い出も
いい感じに昇華するので
おたのしみに!


評価
面白さ 4.8
再読度 4.8
お勧め度 4.8


ほっこりするいいお話です。

好きな人は
すごく好きかもね。

とくに女の子は好きかも。

2013/05/06 10:10 | 日本の作家 た行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

高橋秀雄.『地をはう風のように』.福音館書店,2011.4

地をはう風のように (福音館創作童話シリーズ)地をはう風のように (福音館創作童話シリーズ)
(2011/04/25)
高橋秀雄

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2012年度の中学校の課題図書です。

いかにも課題図書という感じの本です(苦笑)

栃木県の田舎が舞台です。
小6の主人公コウゾウは
来年小1になる弟・稔と
母親・キヌエと
祖母・キヨの4人家族。

物語の最初の方は
いつの時代の設定なのか書いてありません。
わかるのは真ん中あたりです。

それまでは
「いったいどんな田舎?」
と思いつつ読み進めることになります。

コウゾウは
薪割りを家族の中の仕事としてこなしているし
本家の田んぼの仕事には
どんなことがあっても行かなきゃいけないし
田植えはどうやら手作業で行っているみたいだし
お風呂は自宅になくて
2日に1回、本家のお風呂を借りに行っています。

春からはじまり次の春までの1年間。

キヨはいつでも本家にたいしてぺこぺこしています。

コウゾウはそんなキヨの態度が気に入らないみたいです。

父は、戦地から帰って来た後に病気で亡くなったということです。

そういうような事情で
戦死したりした人に給付されたお金などももらえず
とても貧しい生活をしていて
その中で
苦労しながらも
たくましく成長していく少年の物語・・・という感じです。



読み進めていくと
時代設定がわかるので
お風呂は川で水をくんできて
薪でわかすのが普通なんだとわかってくるのですが、
きっと課題図書でなかったら
今の中学生ならだれも手にとらないような
設定でしょうね。

まるで、教科書の中に書かれているかのような
確かに「いいはなし」なんだろうけど
せめて時代設定は
今の子どもたちの共感をえられるようなほうが
読みやすかったかも・・・。

評価
面白さ  3
お勧め度  3
再読度   1


実は途中から
どんどん斜め読みになってしまいました。

コウゾウがいろいろ悩むのはわかるし
こういう種類の思春期の子が主人公の
成長物語を中学生に読んでほしいのはわかるのですが
やっぱり課題図書って
大人目線で選んでいるよねぇ・・・
なんて思ってしまいます。

ラストシーンでは
本家のもうすぐ結婚するという忠雄さんと星空を見上げています。

オリオン座のベテルギウスを名指しで見ているのですが
もしも今年とかに
ベテルギウスが本当に爆発しちゃったら
この物語も違って見えるかもしれない?!
・・・そんなわけないですよね(苦笑)


課題図書のポスターの推薦文には
実はこの本の時代設定がかいてあります。

けれども何も知らずに本を読むと
時代設定は半分ぐらい読まないとでてこないです。

ということは
作者はある程度
意図して時代設定を書くことを
はじめに持ってきていないのじゃないかしら?

それなのに
ポスターで設定を宣伝しちゃっていいのかなぁ・・・。
知らずに読むほうが本当はいいのかも。
・・・なんてことも思ってしまいました。


あぁ~もう~
こんなにつっこみしちゃって・・・(やれやれ)・・・。

もうちょっと今の時代の子どもの読書ニーズにあう本を
課題図書にするのは
難しいのかしら・・・。

なんて思ってしまうのです。

2012/06/02 10:34 | 日本の作家 た行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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