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坂木司.『ウィンター・ホリデー』.文藝春秋,2012.1.

ウィンター・ホリデーウィンター・ホリデー
(2012/01)
坂木 司

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『ワークング・ホリデー』の続きです。

宅配便屋さんに就職した元ホストのヤマト。
冬休み前から3月のホワイトデーあたりまでの出来事です。


『ワーキング・ホリデー』で、夏休みに突然
小5の息子が会いに来て
しかも夏休みいっぱい泊まり込んでいった間に
転職したヤマト。

冬休みにも息子の進くんがやってくることを願って
日々の仕事をがんばっています。

この期間、宅配便屋さんは
クリスマス、お歳暮、おせち料理のお取り寄せ、バレンタインデー、ホワイトデー・・・
と、
行事が目白押しです。

それぞれの行事ごとに
宅配業者にとっての大変さがあり
冬場なので
予想外の天候などもあります。

冬場の行事って
個人的な気持ちのつながりもあったりして
いろいろ大変。

しかも、
年末の忙しさの補助として
新人バイトをつけられるものの
これがまた使えないバイトで
次々にトラブルを持ってきてしまいます。

元ホストの腕を見込んで
進くんの友だちや職場仲間の恋愛相談もあるし
進くん行方不明事件もおきたりします。

最後は、ほんわか温かい気持ちになれます。


評価
もちろん オール5

『ワークング・ホリデー』のときよりも
季節感もあるし
おもしろいです。



笑ったり、切なくなったり、えっ!と思ったり、
恋愛も絡んでくるし
本当にすてきな1冊です。


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2012/03/09 09:24 | 坂木司COMMENT(1)TRACKBACK(1)  TOP

坂木司.『ホテルジューシー』.角川文庫,2010.9.

ホテルジューシー (角川文庫)ホテルジューシー (角川文庫)
(2010/09/25)
坂木 司

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女子大生の柿生浩美(かきおひろみ)は
夏休みにバイトをしてそのお金で旅行に行こうと
ともだちと相談しているところからスタート。

大家族で弟妹の世話をし続けたせいか
世話やきでまじめ。

選んだバイトは
おもいきって沖縄・石垣島のリゾートホテル。

なかなかいいバイト♪と思っていたら
那覇のホテルに出向(?)させられる。

そこがホテルジューシー。

長期滞在型のホテル。

従業員は
オーナー代理の安城さん。
昼間は全く役に立たない不思議なおじさん。

そうじは双子のおばあさん。
クメばあとセンばあ。

お料理担当は
比嘉さん。沖縄料理はとっても上手。

フロントの仕事を教えてくれていた
バイト仲間と思った人は
とっととやめて出て行ってしまう。

さまざまなお客が来て
毎回どうかかわるかになやんで
徐々に関わって
おせっかい焼いたりして
成長していく女の子の
ひと夏の物語。




評価
オール5



主人公は仕事することで
成長していき
まわりの仕事仲間はとっても個性的ながら
主人公を見守り、導いていく・・・

そんな素敵な物語でした。

坂木司さんの作品はみんなそういうパターンですよね。




一緒に旅行に行く約束をして
後はメールでしか話していないお友達は
歯医者でバイトしているとか。
その物語は『シンデレラティース』だそうです。

2011/04/18 10:47 | 坂木司COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

坂木司.『和菓子のアン』.光文社,2010.4.

和菓子のアン和菓子のアン
(2010/04/20)
坂木 司

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先日のトラピストクッキーを持ってきた友人が
坂木司作品にはまったきっかけが
この本だとか。


これは、かなりいいです。

主人公は
高校を卒業したものの
進路未定の杏子。

色白でやや太めというのがコンプレックス。

何か仕事をしたいとあれこれ考えたあげく
デパートの地下の和菓子屋さんでアルバイトすることになる。

店長は見た目は優しげな椿さん。
裏では株取引に燃えています。

それからアルバイト店員で大学生の桜井さん。
見た目はかわいい女子大生なんだけど、
もとヤンキーで性格は男っぽいあねごタイプ。

男性がいないという理由で選んだはずのバイト先なのに
なぜか社員の橘さんという若くてイケメン男性もいる。
和菓子職人志望で、和菓子にものすごく詳しい
けれども中身は乙女な性格。

個性豊かなこの先輩方にかこまれて
「アン」とよばれることになった主人公・杏子は
徐々に和菓子に対する商品知識を身につけ
様々なタイプのお客様に対応しつつ
成長していく物語。
ときどき、他のデパ地下の従業員の話なども出てきます。

4月からほぼ1年近く、
和菓子やデパートでの出来事で
季節感も感じられる不思議さです。

舞台のほとんどがデパ地下なんですけどね!


評価
もちろん オール5

またまた寝不足です・・・(苦笑)


2011/04/17 11:33 | 坂木司COMMENT(2)TRACKBACK(1)  TOP

坂木司.『仔羊の巣』.創元推理社,2006.6.

仔羊の巣 (創元推理文庫)仔羊の巣 (創元推理文庫)
(2006/06/17)
坂木 司

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ひきこもり探偵 第2弾。

この本も短編集的な感じではあるものの
前編を通して一つのストーリーになっています。

一作目よりも
ずっと読みやすくて
久々に「読書で寝不足気味」というパターンになってしまいました(苦笑)



ひきこもり探偵の鳥井真一が
風邪で寝込んでしまう。

僕、坂木司は看病にいき、
嫌がる鳥井を説得して病院につれていく。

会社では
同僚の女性・佐久間が何か悩んでいるらしいと
吉成から相談を受ける。
2人で佐久間を観察することになる。

鳥井は、警察官で同級生の滝本に対して怒り
もう来るな!・・・となる。

木村栄三郎さんという下町に住むおじいさんのところへ
木工を習いに
僕は鳥井と盲目の美青年・塚田くんをつれて
地下鉄で毎週通うことになる。

地下鉄の駅員さんに
不思議な行動をとる少年のことで依頼をうけたり
なぜか見知らぬ女子高生たちから嫌がらせをうけたり
というような
こまごまとした事件を解決していくうち
あちこちの出来事が
一本の軸につながっていくところが
なかなか面白いです。


ちなみに
鳥井はどうにか滝本と仲直りできます。

自称「ひきこもり」ながらも
ちょっとづつ成長しています。



評価
オール 5

ひきこもり探偵・・・はまります!

2011/04/14 18:34 | 坂木司COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

坂木司.『青空の卵』.創元推理社,2006.2.

青空の卵 (創元推理文庫)青空の卵 (創元推理文庫)
(2006/02/23)
坂木 司

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北海道の土産物の定番、トラピストクッキーを持ってきて
「今ね、ひきこもり探偵の本にはまっているのよ。
その本の中で、おとりよせして食べていたから欲しくなっちゃって」
と、友人で司書をしているAさんが言う。

彼女の勧めてくれた本は
今まで失敗がないことから
「その本ってタイトル何?」と聞いたら
これだそうな。

坂木司の作品は
今までどれを読んでも好きだったので
さっそく読んでみました。



これは、坂木司のデビュー作だそうです。
主人公「僕」が「坂木司」。
友人は
自称ひきこもりの鳥井真一。
坂木は外資系の保険会社勤務のサラリーマンで
鳥井は自宅で仕事ができるプログラマーをしている。

中学校でいじめにあって孤立していた鳥井の
毅然とした態度にあこがれて声をかけて友だちになったのがきっかけで
以後、ずーっと付き合っている。


短編集の形式になっています。
日常の中で、些細な事件が起きて
坂木が巻き込まれ、
鳥井が探偵役として解決していく。
・・・・というパターン。


鳥井は料理上手で
各地の銘菓をおとりよせするのが趣味。


脇役としてでてくる同級生の警官や
事件の渦中となる登場人物たちのそれぞれが
個性を放っていて魅力的です。

読後感もいいし、
事件も警察沙汰になるようなものではないのだけれど
誰かに解決してほしいような謎が持ち上がる。

『先生と僕』のときにも思ったけれど
人が死んだり怪我したりしないのに
ちゃんとミステリーになっていて
なかなかいい感じ♪


評価
オール 5

確かにこのシリーズ
はまります。

パイナップル味のちんすこうとか
六花亭のチョコとか
本の中ででてくる他の銘菓も食べたくなります(笑)





2011/04/10 14:05 | 坂木司COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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