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筒井康隆.『三丁目が戦争です』.講談社(青い鳥文庫),2003.8.

三丁目が戦争です (講談社 青い鳥文庫fシリーズ)三丁目が戦争です (講談社 青い鳥文庫fシリーズ)
(2003/08/15)
筒井 康隆

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表題作のほかに
『地球はおおさわぎ』『赤ちゃんかいぶつ ベビラ!』『うちゅうをどんどんどこまでも』

一応、対象年齢が低学年から・・となっています。

表題作は、団地に住むシンスケが
住宅地に住む月ちゃんという女の子とけんかをしたところが発端で
けんかがどんどんエスカレートして 母親同士となり、
さらにそれがいつの間にか発展して 団地vs住宅地の人たち全員を巻き込むけんかとなり、
とうとう戦争になる・・というストーリー。

身近なけんか・・・それもたぶん小1同士のけんか・・・が、戦争に?!

でも、最後に作者は
戦争に突入するところまで戻って
物語をやり直すとすればどうするか・・と
読者に問いかけてきます。

戦争って遠いものだと思っている子どもたちに
戦争を考えさせる・・・しかも身近にありがちなできごとを発端としているだけに
心に残りそうです。



他のストーリーについては割愛するけれども
筒井康隆だけあって、
どれも軽快で楽しくてクスクス笑ってしまったりするストーリーです。

評価  
面白さ  5
再読度  4
お勧め度  4.5

と、言うわけで、次回のブックトークで勧めてみます。
 

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2009/09/27 22:07 |   筒井康隆COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

高橋宏幸.『チロヌップのきつね』.金の星社(フォア文庫),1988.8.

チロヌップのきつねチロヌップのきつね
(1988/08)
高橋 宏幸

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チロヌップのきつね (フォア文庫愛蔵版)チロヌップのきつね (フォア文庫愛蔵版)
(2004/02)
高橋 宏幸

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1冊の中に3つのストーリーが入っています。
元はすべて絵本だったらしく、文字はひらがなが多く1年生程度でも充分1人で読めそうです。

北の海に浮かぶチロヌップという島で、平和な時は島に住む人ときつねが仲良く平和にくらすものの
戦争の影がちらつく時は
きつねたちに、つらい仕打ちをする人間が現れるというストーリー。

『チロヌップの子 さくら』
松前藩(まつまえはん)という言葉が出てくることからも、江戸時代の話のようです。

平和な時に、やってきた夫婦のもとに「さくら」という子どもが生まれ
家族ときつねのチロは仲良くなる。
しかし、さくらは病気で亡くなり、
さらにラッコの密漁者が現れ、夫婦も松前藩へ報告のために島を離れる。

夫婦は、藩のごたごたで島に帰ってこれずにいた。

ある日、やってきたラッコの密漁者から
さくらのお墓を守ろうとして
チロは命を落とす。

何年ものちに戻ってきた夫婦は心温まる不思議な光景に出会う。



『チロヌップのきつね』
戦争が激しくなった年のこと、きつねの子が2匹うまれた。ぼうやぎつねとちびこぎつね。
島のおばあさんはメスのちびこぎつねを「ちびこ」と呼び、かわいがっていた。
島に兵隊がやってきて、おばあさんは島から出て行ってしまう。

ある日、家族で魚をとっていると「ダーン、ダーン」と音がして
ぼうやきつねは動かなくなってしまう。
かあさん狐も 足にけがをするものの どうにか逃げる。
でも、にげているとちゅうで
ちびこが罠にかかってしまう。

とうさんきつねとかあさんきつねがかみきろうとするものの、わなは鎖でできていてびくともしない。

人がやってくる気配に
かあさんきつねはちびこに葉っぱや草をかけて隠し、茂みに隠れる。
とうさんきつねは、わざと「ケーン」とないて人間を他へ導いていくが、戻ってこなかった。

雪が降ってきて
かあさんきつねはちびこによりそい
やがて2匹は雪に埋もれる。

何年もたってからようやく島に戻ってくることができたおばあさんは
きつねさくらの白い花がかたまって咲いているのを見つける。

それは、まるで親子の狐が寄り添っているようで
そばにはボロボロになった鎖があった。




『チロヌップのにじ』
戦争が激しくなった冬の終わり。
漁師たちと5匹のきつねの家族が友情をはぐくんでいた。
戦争がひどくなったからということで
漁師たちは島を離れ避難してしまう。
狐の家族は、ばんごや(番小屋)に漁師さんたちが帰ってくるのを待っていた。

夏になり、戦争がおわったある日、
漁師小屋に人間の気配がするので行ってみる。
しかし、それは、狐の毛皮を狙う人間だった。

そして、狐の家族は3本足になってしまった母親きつねとメスの「あかこ」と漁師が名づけた2匹だけになってしまう。

そのうち、母狐は、あかこに1人立ちするように促す。

そうしてだいぶたったある時、
母狐はおなかが大きくなったあかことあかこの夫を遠くからみつける。
しかし、その時、またもや毛皮を狙う人間があかこたちを狙っているのもみつけてしまう。
母狐は、人間にとびかかろうとし、人間は鉄砲を「ダンダンダン」と撃つ。
その音に反応して雪崩が起き、
人間たちと母狐をのみこんでしまう。

あかこは雪崩の中に懐かしい母がいるのをみた。

漁師たちは20年30年と戻ってこなかった。
ある日漁師たちがチロヌップの沖を通った時、虹がかかった。
にじは狐たちが漁師たちをよんでいる・・・

最後はなんだか切ない感じがしました。






さて、一応、3年生の夏休みの戦争関連おすすめ本だったので
読んでみたのですが
そんなに戦争を前面に押し出しているわけではないのに
なんだか切ない感じです。
平和な時ならきつねと人間も友情がはぐくめるのに
戦争のかげがあると・・・・
という話。

評価  
面白さ・・・というか、切なさ 4.9
再読度  4 たぶん、また機会があれば読むと思う。
お勧め度  4.5

ひらがなが多い・・というのさえガマンできれば
大人が読んでも切なくて、心に響くストーリーだと思う。

2009/09/27 21:06 |   高橋宏幸COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

天野頌子.『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』.ポプラ社,2009.4.

花の道は嵐の道―タマの猫又相談所 (TEENS’ ENTERTAINMENT)花の道は嵐の道―タマの猫又相談所 (TEENS’ ENTERTAINMENT)
(2009/04)
天野 頌子

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ポプラ社 TEENS' ENTERTAINMENT 7


ジャンルが偏らないように『活字倶楽部』という雑誌を図書館でチェックして
おもしろそうな本をピックアップして借りてみた中の1冊。

天野頌子(あまのしょうこ)の作品は、
『陰陽屋へようこそ』(ポプラ社)が、かなり面白くって、笑いありのYAミステリーだったので
失敗はないだろう・・・と読んでみた。

予想通り、引き込まれてしまい、1日で読んでしまった(笑)


主人公はたぶん猫又のタマ・・・と言っても、
普段は猫の振りをしていて
人間の言葉を話すことと、
尻尾が2本ある・・・ただし、1本は普段折りたたんで隠している・・・・
と、いうだけの猫又。(猫?)

人間の主役は、タマの飼い主の理生(みちお)。

高校に入学したてで、花道家元のあととり息子。
軟弱で優柔不断でとーっても情けない感じの男子。

断りきれなくて花道部に入ることになり
和室を争奪している茶道部との争いに巻き込まれていく。
いちいち、何でもタマに愚痴ってアドバイスしてもらって生活している。
まるで「のびたクン」みたいな感じ(笑)

脇役キャラも個性派ぞろい。

敵役の茶道部部長もびっくりキャラなら
花道部部長はおっとり和風な姫様タイプ。

1年生の花道部仲間は
スポーツマンタイプのカッコイイキャラ瀬川君。
一見優等生・・実は腹黒キャラ(?)な工藤さん。

表紙の絵が象徴するような個性的な顔ぶれ。

今回は1年生のお話しだったけど
まだまだ続編とかでてもいいのにな~。
・・・と思いました。

高校生らしい淡い恋心もちょっと出てくるし
和室争奪の戦いも文化祭っていう場で
正々堂々とだし、
読んでいてとっても気持ちのいいストーリーでした。

評価 
面白さ  4.8
再読度  4
お勧め度  5

続きが出ればいいのになー。
猫好きにも受けそうです。

2009/09/26 18:24 |   天野頌子COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

喬林知.『眞マ国より愛をこめて』.角川書店(ビーンズ文庫),2008.7.

眞マ国より愛をこめて (角川ビーンズ文庫)眞マ国より愛をこめて (角川ビーンズ文庫)
(2008/07/01)
喬林 知

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外伝。

村田健(ムラケン)サイドからのスピンオフ。

前半の作品は
大賢者と真王との出会いや思い出・・つまり大昔の記憶・・でしょうね。

真ん中あたりは
ムラケンと渋谷有利(ユーリ)の幼稚園から小学校時代、高校時代の出来事をムラケン視点で。

後ろの方は
ムラケンが地球を出発してから凍土の箱へたどり着くまでの事とか、聖砂国からの帰途の事。
ヨザックや、凍土の箱などなど
本編だけでは、気になることがいろいろと残っていたのでよかったです。

ヨザックは死んでなかったのね。
本当によかった~。
まるマシリーズで人が死ぬなんて
やっぱりやだもんね。
本編上で死んだんだとされた時は
かなりショックだったし。

次は新シリーズが始まるらしいので
たのしみだな~♪

評価 
面白さ  4.5(本編に比べるとちょっとワクワク感が落ちるから。)
再読度  4(また、続きの巻が出れば「どうだったっけ?」となって読み返すだろうから)
お勧め度  まるマシリーズにはまっている人は、きっと読むよね(笑)
        そうでない人には、ここから読んでも面白くないだろうし

2009/09/26 08:16 | ライトノベルCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

渡辺仙州.『白蛇伝(はくじゃでん)』.偕成社,2005.3.

白蛇伝白蛇伝
(2005/02)
渡辺 仙州

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親戚の中学生が「絶対に面白いから読んで」と
自分の本を貸してくれました。

たぶん、貸してもらわなかったら読まなかったような本。(^^;)

でも、
テンポもいいし、軽快な感じで
楽しく読めました。

口承の伝説・・つまり、民間で伝えられるために
楽しく精査されてきたストーリーなので
笑いもあれば、切ないところもあり、ハラハラドキドキもたっぷり・・という話になっています。

三国志や西遊記も
この作者のものが一番よく図書室内でも動いているのは
小気味よいテンポよさなのね ~ きっと ~
と、思いました。

ストーリーは
悪者だった白蛇が神仙に捕まって1000年ほどかけて心を入れ替え
昔、助けてもらった薬売りに恩返しをしようと人間界へ出かけていきます。

そこで、昔助けてもらった人間そっくりの若者を見つけるのですが
若者はもちろんそんなことは知らない。(だって1000年もまえのことだし)

きっと、子孫の人だろうと恩返しをしようとがんばります。

でも、悪い妖魔とかいろいろ出てきて
助けてくれる人も出てきたりして
最後はホッとするような
ハッピーエンドとなります。

ネタばれしておいてもいいかなぁ。
最後は、「罰として」白へびの魔力や妖力を取り上げられて
人間界に追放になる。・・・つまり、白へびの白娘(パイニャン)は人間になって
薬売りの子孫、許仙(きょせん)のもとへ行き、めでたしめでたし・・。となります♪


評価
面白さ  4.8
再読度  4
お勧め度  3

でも、マイナーなテーマだし、
勧めるのはむずかしそう(笑)

評価 
面白さ

2009/09/22 21:47 |   渡辺仙州COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

篠原美季.『英国妖異譚 19 聖杯を継ぐ者』『英国妖異譚 20 エマニア 月の都へ』.講談社 X文庫

聖杯を継ぐ者 英国妖異譚(19) (講談社X文庫―ホワイトハート)聖杯を継ぐ者 英国妖異譚(19) (講談社X文庫―ホワイトハート)
(2008/12/05)
篠原 美季

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エマニア~月の都へ 英国妖異譚(20) (講談社X文庫―ホワイトハート)エマニア~月の都へ 英国妖異譚(20) (講談社X文庫―ホワイトハート)
(2009/06/05)
篠原 美季

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19巻  2008.12
20巻  2009.6.

いよいよ「英国妖異譚」シリーズも完結です。

最後の2冊だけは、2冊で1つの事件でした。
なので、セット読みがお勧め!

英国人の父と日本人の母をもつユウリ・フォーダムが主人公。
セント・ラフアエロというイギリスの全寮制の学校が舞台。
親友はフランス人貴族のシモン・ド・ベルジュ。
あと、1学年上の(今回は卒業生としての設定)アシュレイやら
後輩のオスカーなどなど
わき役も魅力たっぷりのメンバーです。

ユウリは見えざるものが見え、そういうものとかかわる特殊な力を持っている。

あぁ、とうとう終わっちゃったのね。

作者もあとがきで書いているけど、こういう終わり方?!

できれば、いつものように普通に続くような雰囲気で終わってほしかったかなぁ。

新シリーズも書いてくれるらしいので
それに期待します。

ホントに好きなシリーズでした~。
・・・終わっちゃったのね。
まとめて借りてきて、一気読みしてみるのもいいかもね。


評価
今回はね、
個人的に好きな作品なので評価しないでおきます。

ライトノベルから遠ざかっていた時に出会って、はまって・・・
それから今みたいに、あれこれとまたライトノベルも読むようになっていったのよねぇ。

作者は、香谷美貴(かがやみき)というペンネームで
青い鳥文庫とか、
『ひかりもの』というアンソロジー本で
石崎洋二(『黒魔女さんが通る』などの作者)らと一緒に児童向けの作品も書いています。

2009/09/18 09:59 | ライトノベルCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

エミリー・ロッダ.『テレビのむこうの謎の国』.さくまゆみこ訳.あすなろ書房,2009.4.

テレビのむこうの謎の国テレビのむこうの謎の国
(2009/04)
エミリー ロッダ

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読書力のある子なら3-4年生くらいからでも勧めてOK。

「エミリー・ロッダ ワールド」という感じでした!

主人公のパトリックは何歳ぐらいなのかな~。
少なくとも小学生っていう感じです。

電気店でPCゲームをしているときに
「土曜日の10時に、8チャンネルを見てください
そして
ラッキー・ランス・ラモンが司会する
クイズ番組『さがし物チャンピオン』に出演してください。
よろしいですか?」
という画面が現れる。

それに対して
「はい」と
返事をしたものだから
不思議の世界へいくことになってしまう。

で、

テレビには8チャンネルの放送がないという。

でも、
その時間に8チャンネルをつけると
本当にテレビの中の世界へ行けるのだ。

そうして、3つの「さがし物」のクイズを解いて
目指す賞品、コンピューターをもらうことができるのか?

と、いうストーリー。

面白いのは、さがしものを探している人たちは、テレビのむこうの住人で
さがしものは現実世界で探す必要があること。
毎回、土曜の10時にテレビの前に
さがし物を持っていくことができるかどうかきわどいところであるために
ハラハラドキドキさせられる。

不思議の世界の住人とのふれあいやさがしものを通じて
家族との絆も深まるし
他の人の気持ちなども考えられるように成長していくパトリックの物語。

『不思議の国のレイチェル』『ロンド国物語』ににたような雰囲気かなぁ。
不思議世界へ行くあたりが(笑)

評価
お勧め度  5
面白さ   4.5   
再読度   3.9

2009/09/06 10:00 |   エミリー・ロッダCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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