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リック・リオーダン.『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた電撃}』.ほるぷ出版,2006.4.

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃
(2006/03)
リック リオーダン

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もしかしたら、サーティーナインクルーズの1巻を書いた人?
と思ったものの、
こちらは、リック・リオーダンであちらはリック・ライオダン・・・。

サーティーナインクルーズの公式HPでの作者紹介で
この本が紹介されていて、
予想どうり。。となりました(^^;)


わりと分厚い本だけど、
言葉使いは易しいし、ストーリーも単純です。
読書力が小学校高学年ぐらいから・・ハリー・ポッターレベルの本が読めるなら大丈夫です。




さて、
ストーリー。

12歳のパーシー。
日本でいえば中1。
アメリカ式では6年生らしい。

難読症でADHD(注意欠陥多動性障害)で
何度も学校を退学になる問題児。


ある日、学校の課外授業で
メトロポリタン美術館に行った時、
大嫌いな数学の先生が化け物に変身して襲ってきた。

車いすの古典の先生がなにか手助けをし、
どうにか危機をのりこえる。



なぜ、怪物が襲ってきたのか・・。



それは、パーシーがギリシャ神話に登場する神々の誰かと人間のハーフだから・・とか。


納得いかないうちに
次々事件が起き、命を狙われる。
そうして、母がミノタウロスに握りつぶされ、消えてしまう。

パーシーは、ようやく、ハーフの丘とよばれる
ハーフの子どもを集めて訓練しているところへたどり着く。



安全圏だと安心したのもつかの間。
だれの息子なのかわかり、
今度は神々の陰謀に巻き込まれ
冒険の旅に行かなくてはならなくなる。


ハーフのアナべスとサテュロスのグローバーの3人の少年少女は無事冒険を終えられるのか・・。
ハラハラドキドキのスピード感ある展開です。





次の巻は7年生・13歳の話で別の冒険みたいだから、
ハリーポッターのような映画化をしようとしているのかな?



よみやすくて娯楽性もある
ファンタジー。

でも舞台は現代アメリカです(笑)


評価
面白さ  4.9
再読度  4.8
お勧め度  5


西のはて年代記のあとでなければ
たぶんオール5だったとおもいます(謝)



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2010/04/19 15:58 |   リック・リオーダンCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

ジョセフ・ディレイニー.『魔使いの戦い』.東京創元社,2009.2.

魔使いの戦い〈上〉 (sogen bookland)魔使いの戦い〈上〉 (sogen bookland)
(2009/02)
ジョゼフ ディレイニー

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トムの魔使いとしての修行も2年目。
今回のストーリーでも
一人で危機をのりこえなくてはならなくなったりする場面が何度か出てくるものの
「魔使い」という仕事に対して
<持つべき責任>や<なすべきこと>などが
ちょっとわかってきたようです。

今回は師匠の魔使いとアリスと一緒に
ペンドルの魔女集団をやっつけに行きます。

魔使いの友人だという司祭が訪ねてきます。
それからトムは
母ののこしたトランクをとりに家にむかいます。

家では、兄夫婦と赤ん坊がさらわれてしまっていて、
母のトランクも盗まれてしまっていました。

師匠に知らせ、急いでペンドルに向かいます。

司祭さんの手引きで、
まずは町の有力者に助けてもらおうとするものの
有力者の家の女性執事は魔女でした。
そのため、トムと司祭は危機におちいります。




と、まあ、このあともう少し話は進むし、
魔女の中でも集団ごとにいさかいもあるみたいだし
敵の状態はなんだか混沌とした集団らしいという程度です。

でも、母のトランクにはなにかがあるみたいです。
どの魔女もほしがっているから。



さて、どうなる?



後半も借りてこなくちゃね~。


2010/04/16 12:14 |   ジョセフ・ディレイニーCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

三田村信行.『風の陰陽師 一 きつね童子』.ポプラ社,2007.9.

風の陰陽師〈1〉きつね童子風の陰陽師〈1〉きつね童子
(2007/09)
三田村 信行

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陰陽師で有名な安部清明(あべのせいめい)の物語。
ルピなどから、小学校高学年ぐらいをターゲットにしているようです。


清明が14歳の1年間が1巻です。

とはいっても、お正月で1年という区切りのようなので
数え年なのかもしれません。そうすると、現代の12-3歳の少年と同じ年代ってことかもしれません。


初めはあきらかにその年齢にしても子どもっぽい清明。
1年の間につぎつぎ事件がおきて
あっという間に精神的に成長していきます。


1巻では、父が亡くなり、母を訪ねて信太(しのだ)の森へいきます。
きつねの一族の母。しばらく彼らと過ごします。
その後、里から里へと渡り歩く陰陽師に弟子入り修行します。
そのあと都へ帰り、これからのキーポイントのなりそうな人物と次々出会います。

陰陽師としての1歩を踏み出した清明。


さて、これからどうなるやら・・。
という場面で終わります。



安部清明を書いた本は今までもいろいろとよんできたけれども
ちょっと新鮮な書きかたのような気がしました。

児童書だからか
正義感が強く、
自らよりも他者を優先するやさしさを持ち合わせ、
物静かで静謐なイメージで
でもちょっぴり臆病で子どもっぽい・・・
まだまだ単純でわかりやすい性格、
そんな風に書かれています。




評価 
とりあえず登場人物が出そろっただけなのよね~。
なので評価は難しい。

オール4ってとこかな?

2010/04/11 14:14 |   三田村信行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

パトリック・カーマン.『サーティーナイン・クルーズ 5 闇の包囲網』.メディアファクトリー,2010.2.

サーティーナイン・クルーズ5 闇の包囲網サーティーナイン・クルーズ5 闇の包囲網
(2010/02/17)
パトリック・カーマン

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今回はロシアが舞台。

エジプトのホテルに「NRR」と名のる人物から電報が届く。
電報の指示に従って
エイミーとダンは、2人だけでロシアに行く事になる。

ホルト一家の長男ハミルトンと手を組むことにして
ロシアの手がかりを追う。

制限時間つきで
ラスプーチン、アナスタシア皇女、レーニンなどの手がかりを探していく。




今回手を組んだハミルトンとは、
お互い出し抜かれないよう注意しつつも
それなりの協力関係を持ち、成功する。

シリーズも真ん中に差し掛かったので
ダンとエイミーも学習して
騙されなくなったという設定らしい。




イメージ的には、NRRの思うままに操られつつも
NRRの導きのおかげで、
重要な手がかりを手にする。




評価
オール5

ちょっとサラっとしている気もするが
展開は早くてドキドキする。

やっぱり、このシリーズは面白いわ~♪




2010/04/09 19:17 | 複数作家執筆COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

アーシュラ・K・ル=グウィン.『パワー 西のはての年代記Ⅲ』.河出書房新社,2008.8.

パワー (西のはての年代記 3)パワー (西のはての年代記 3)
(2008/08/23)
アーシュラ・K・ル=グウィン

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ハードカバー本で厚さが3.5㎝なのに、
2日かからず読んでしまった・・・まだ、本の世界に浸かっていたいです(笑)




パワーでの主人公は都市国家群の中の1つの国、エトラの奴隷の少年・ガヴィア。
水郷人という人らしい顔立ちで、2つ年上の姉・サロと赤ん坊のころにさらわれてきて奴隷として売られたらしい。

ガヴィアの主人は、奴隷の子どもにも教育を受けさせてくれ、
将来の子どもの教育係として期待されている。

ガヴィアには秘密があった。
1つ目の秘密は、「思い出し」とよぶもので、未来の「幻(ビジョン)」が見える。
ただし、その幻(ビジョン)は、いつのものなのかは分からない。
エトラに雪が降ることを言い当てたりしている。
姉のサロによれば水郷人はそういうものをみる力があるらしい。
だが、そのことは姉以外には口外しないよう固く口止めされる。

もうひとつは、過去に1度見たものは
その場にいるようにはっきりと思い出せるという力。
たとえば、1度見た本はページをめくるように
映像として細部まで思い出せる。




物語は、ガヴィアが11歳からスタートする。
11歳から13歳のころは、姉も含めて
「子ども」として屋敷に守られていると感じつつ
おだやかに幸せだと思ってすごしている。

エトラが戦争に突入し、
奴隷としてあちこちに使役に出されたりするようになり
いろいろな人と知り合い、その過程でオレック・カスプロ(『ギフト』の主人公)が書いた本を手に入れる。

そこには、自由への賛歌(奴隷制度に対しての疑問点)などが書かれていた。


15歳の時、姉が理不尽な殺され方で亡くなってしまう。
主人たちに対して、奴隷制度に対して、
疑問をもった彼は
逃亡奴隷として、逃げ出す。



あちこちめぐり、
森の中で逃亡奴隷同士で生活している集団の一員となり1年間一緒にすごす。

初めは自由な生活のように感じるが、
女性に対する扱いは
やはり奴隷に対する扱いと同じであった。



そこでも逃げるように去ることになる。



今度は自分のルーツを探ろうと
水郷人のすむ地域へ向かう。

水郷人は町の暮らしとは違い、文字を持たず、
詩や物語は女性と子どものものとしている。

本当の名前がわかり、母の妹・弟という人たちに支えられ、のんびりした生活を送る。
ここで、1-2年過ごす。

しかし、自分自身、よそ者である感覚や自分の記憶する能力を活かせることができないために
何のための能力か悩んだりしているうちに
「追ってがきているビジョンが見えた。北に逃げよ」と、叔母にいわれ
この地も去ることになる。




逃げる途中、元いた逃亡奴隷たちの町に立ち寄ると、
すっかり焼き払われ何も残っていなかった。
そこに住んでいた当時に文字を教えたメルという女の子
(たぶん7-8歳)をひろい、一緒に旅することになる。



追っては、姉を殺したことにかかわっていた奴隷のホビーだった。




叔母の予言では、大きな2本の川を渡れば追ってからは逃れることができ
命があるということだった。

小さな女の子を連れての急ぎの旅は楽なものでなく、
ハラハラすることの連続。

2つ目の川をわたった先は
奴隷制度のない国・ウルディーレだった。



ずっと憧れていたオレック・カスプロに会いに
大学があるというメサンという町を目指す。


最後の最後に、メサンに到着。
カスプロ夫妻・オレックとグレン、『ヴォイス』のメマーに出会い
一緒に暮らすことになり
夢を目指して大学に入れることにもなる。






今回のストーリーは、「自分探し」をしてあちこち移動しています。
それぞれの国の制度や様々な文化、
さらに「奴隷制度」というものを改めて考えさせられる場面もあり
教育をうける大切さを感じる場面もあり
掘り下げていけばまだまだ読み足りない気もします。



最後はヴォイスとは違う種類の「幸せ感」を味わうことができました。




読後感が幸福なのは
本当に気持ちがいいものです。




評価
オール5

ここ数年で読んだ中で一番いいかも。





2010/04/06 08:22 |   アーシュラ・K・ル=グウィンCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

アーシュラ・K・ル=グウィン.『ヴォイス 西のはての年代記Ⅱ』.河出書房新社,2007.8.

ヴォイス (西のはての年代記 2)ヴォイス (西のはての年代記 2)
(2007/08/22)
アーシュラ・K. ル=グウィン

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完全に寝不足です。
最後まで読んでしまっても、なぜかもう1度読みたくなる不思議な魅力・・。
このシリーズは 今後 何回でも読んでしまうんだろうなぁ・・・と思います。





今回の舞台はアンサラ。
「西のはての地図」によれば、南西の海に面した町。
交易による富と、文化・芸術レベルが高く、大学や図書館を兼ね備えた町だったところ。

主人公のメマーは17歳の少女として出てくる。
10年後ぐらいの彼女が、本に書いたという形式をとっているので
「わたし」というのがメマー。

彼女はオルド人がアンサラの町を侵略し破壊しつくしたとき
母親が暴行されたために生まれた混血児。

オルド人は、本や文字を持たない文化で、自分たちの宗教以外の神を認めない。
アンサラの図書館の本はすべて水に沈められ、本を持っていた人たちは重しとして沈められた。
本は魔物だと思っていて、読み書きを禁じていた。
アンサラの人たちは土地の様々な種類の神をまつっているが
オルド人からすれば、魔物に見える。

メマーの母は、ガルヴァ家の血筋。
ガルヴァマンドとよばれる破壊された館に
かろうじて住んでいる。

母がメマーを救ったのは、
ガルヴァの血筋の人しか入れない秘密の部屋に隠れたから。


しかし、その母はすでに亡くなっている。



9歳のある日、館の主である「道の長(みちのおさ)」サルター・ガルヴァと
その部屋で出会う。
道の長はその部屋で本を守っている。
その日からこっそり、その部屋で文字を習うことになる。



17歳のメマーは、ある日神々の導きで
オレックとグレン夫婦に出会い、ガルヴァ館に滞在してもらうことになる。

オレックとグレン夫婦には6か月で亡くした赤ちゃんがいたとのこと。
生きていればメマーと同じ年の女の子だ・・という。

つまり、『ギフト』から少なくとも18年以上は経過している。


オレックは「創り人」として有名になっている。
詩や物語を語る語り部。
アンサラの図書館の話を聞き、ガルヴァマンドに本を求めてやってきた。
今までにも本を印刷して、たくさん世にだしてきたり
語りによって物語や詩を広めてきたらしい。

グレンは用心棒がわりに「ハーフライオン」という大型犬程度の大きさのライオンをつれていた。




オレックが来たことで、町の若者たちが初めて知るアンサラの英雄物語や
そのほか様々なことによって
拮抗が崩れ、オルド人に反乱をおこすことになっていく。

その大きな流れの中で
メマーはガルヴァのギフト「読み手」としての
お告げを読みとり声にする力を発揮する。



メマーの望みのように
オルド人に対しての徹底的な勝利にはならないものの
道の長やオレックやそのほかの大人たちによって
アンサラの自由は取り戻される。

その過程で
メマーの発した「声(お告げ)」は威力を発揮する。



「ヴォイス」のタイトルは
ギフトの時のように
そのお告げの読み手という能力だけでなく
オレックの語りの声や
オルド人のガント(王)の声明など
いろいろな「声」を暗示しているようだ。


ラストシーンでは
心が温かくなるような幸せを感じることができる。
読後感が幸せな気持ちになれるなんて 本当に素敵な1冊。




評価  もちろんオール5

ここ数年で新たに読んだ本の中では
最高ランクだと思う。

2010/04/05 10:35 |   アーシュラ・K・ル=グウィンCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

荻原規子.『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』.角川書店,2008.7.

RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (銀のさじ)RDG レッドデータガール はじめてのお使い (銀のさじ)
(2008/07/04)
荻原 規子

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中3の女の子、泉水子(いずみこ)が主人公。

泉水子は 紀伊半島の山深くにある神社に祖父とすんでいる。
バスも通っていない場所なので、神社の神官である野々村という人に
学校まで送り迎えしてもらっている。

送迎のおかげで、部活をするわけでもなし、寄り道もしないし、休日に遊びに行くこともできない彼女は
引っ込み思案で、おとなしく、友達も少ない。

父はシステムエンジニアでアメリカに住んでいる。
母は警視庁に勤めていて、東京を拠点に、仕事で転々としている。

中3初めの進路相談の日程が知らされ、
友達に「一緒に地元の高校へ行こう」
「高校に入ったら寮に入れば、みんなと同じように普通に遊べる」と言われ
祖父にそうしたいと告げる。

ところが祖父は
泉水子の父親が東京の全寮制の高校へ入るように
言っている・・・というのだ。

誰も知らないところへ行くなんて考えられない彼女は
もちろん反対する。






進路に関しての悩みは、最後にはみんなが納得する形で決着する。





進路の悩みが発端で、父の親友という人が
父の代理で進路について話にやってきて、
しかも、彼の息子・深行(みゆき)を下僕(?!)として彼女に仕えさすと言い
泉水子の学校に転校までさせる。

表だってはその立場を受け入れたようにみせかけた深行だったが
泉水子に対しては普通の中3が感じるような反抗心を隠さず
つらくあたる。

東京の母に訴えればこの状況を改善できるかも・・という深行。
修学旅行で東京に来た時に会おうと、母が連絡手段として携帯を送ってくる。
しかし、泉水子はパソコンや携帯などは触るとなぜか壊れてしまう事を
深行に告げ、会うために協力してほしいと頼む。




泉水子の秘密とは?
深行はどうする?



と、この先は読んでのお楽しみ・・ということで。





あまりの怒涛の展開に、思わず夜更かしして一気に読んでしまいました。
そのわりには
とりあえず登場人物が出そろい、人間関係がわかっただけというイメージです。

ちなみに、
深行は、東京の超有名進学校に通っていたのに
父親によって強引に泉水子の学校へ転校させられてきます。
運動神経も抜群で、人づきあいも上手で、イケメンで
洗練された都会の男の子という設定です。

男の子とは
ろくに口もきいたことがないような
地味でおとなしい女の子に
少女マンガのヒーローみたいな男の子。

この先、どうなるのかな~。


評価
この1冊では、判断が難しい。
これだけでも面白いものの、もし最後まで読んで、がっくりするようなら
微妙だものねぇ・・。

荻原規子なら失敗はなかろう・・という期待感をこめて
オール5







2010/04/04 10:47 |   荻原規子COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

アーシュラ・K・ル=グウィン.『ギフト 西のはての年代記Ⅰ』.河出書房新社,2006.6.

ギフト (西のはての年代記 (1))ギフト (西のはての年代記 (1))
(2006/06/21)
アーシュラ・K. ル=グウィンUrsula K. Le Guin

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あまりによかったので、思わず2回も読んでしまいました。

ゲド戦記のような「ハイ・ファンタジー」とよばれるジャンルになると思います。



主人公の少年オレックが13歳から15歳か16歳までの物語。
場所は、高地とよばれる地域で
「西のはての地図」によれば、この地域の北東に位置するようです。

初めのシーンで、オレックは目隠しをして生活していることが語られます。
その後、なぜ目隠しをするようになったのか、
「ギフト」とは何か・・が
徐々にわかってきます。

ギフトとは、贈りものの意味もあれば
高地の人々が生まれ持つ「特殊な才能」のことをさす時もあります。

オレックの幼馴染の少女グレンは
動物を呼び寄せたり、心を通わせたりする「ギフト」を持っています。

ギフトは
男親からは男の子に、女親からは女の子に
同じ種類のギフトが受け継がれていきます。


オレックの持つギフトは「もどし」のギフト。
しかし、何度やってもうまくギフトを使えません。

父親の期待が大きくなればなるほど
できないもどかしさ、
その期待を重圧に感じること・・など
現代でも親子にありがちな状態が
オレックを追いつめます。

ある日、ようやくギフトが使えた・・と思ったら
かなり強いエネルギーで、自分自身ではコントロールできない・・
自分の力が怖い・・と感じ
力をふるう源である「目」を父に頼んで封じてもらいます。

それが、目隠しとなります。





さまざまな出来事が起き、
目隠しをはずす決心をするまで
・・・・そして
自身で考え、高地をでて行く事にし、出発するシーンで終わります。




この「さまざまな出来事」については、ぜひ読んでね~♪ということで割愛するとして(^^;)
思わず2回も読んだ理由♪


オレックは、普通に一生懸命生きている少年です。
親の期待に答えたいと思いつつも
できない事に対して、悩みます。
同い年の幼馴染の少女に対して、本人は気付いていないものの
深い愛情を感じています。

「ギフト」をよりよいものに高めるために
オレックとグレンの両親は
それぞれ自分たちのギフトと同じ系統の少年・少女と婚約させようとします。

二人は、最終的に自分たちの意思で、結婚することを決め、
高地の土地を出て行くことにします。

その間の出来事1つ1つに対しての
心の動きや葛藤が
何回読んでも心に染みいるのです。





評価
オール 5

何回でも読みたくなるような、そんな1冊です。

ゲド戦記よりも、感情移入しやすいと思います。



※中3の 比較的 本をよく読んでいる子に勧めてみたのですが
難しい・・と言われてしまいました。
『ブレイブ・ストーリー』や『ぼくらの七日間戦争』シリーズ、香月日輪、はやみねかおる、などは
すべて読破しているし、
最近は東野圭吾にもはまっていたのでどうかな・・と思ったのですが・・・。
ハイ・ファンタジーは初だったし、外国人作家だと
道徳観や宗教観などの基本的な考え方が違うからかしら?
勧める相手は選ばなくてはいけないみたいです(^^;)







2010/04/03 21:49 |   アーシュラ・K・ル=グウィンCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

神永学.『心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの』.文芸社,2005.3.

心霊探偵八雲〈2〉魂をつなぐもの心霊探偵八雲〈2〉魂をつなぐもの
(2005/02)
神永 学

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いきなり、事件のシーンからスタート。
子どもの八雲と後藤刑事が交番勤務だったころの出会いの事件。

それから現代にもどる。
後藤刑事が未解決事件担当の部署とかに配置され、
勝手に崇拝しているオカルトマニアの新人刑事、石井が配属されてくる。

警察署内で抱える一番大きな事件は
女子中学生、連続誘拐殺人事件。

でも、このチームへの依頼は
警察署長の娘に取りついた幽霊をどうにかしてほしいというもの。



後藤はさっそく八雲を連れて娘に会いに行く。



晴香ちゃんも学校内で幽霊に取りつかれたと思い込んでいる知り合いの事を頼まれ
八雲に会いに行く。
ただし、後藤が来てしまい依頼内容を八雲に打ち明けれず、1人で動くことになってしまう。





今回は、石井が素人目線の担当で、いちいち八雲の力に驚いてくれる(笑)

八雲の能力を、普通のことのように受け入れてしまいがちなところ
きちんと現実の感覚へ引き戻してくれている役回り。

勝手に動くことで、晴香に犯人の魔の手が伸び
クライマックスでは、危機一髪のところで、
八雲・後藤刑事・石井の連携プレーで助けることができる。



1日で読んでしまったのだけど、
ちょっと物足りない感があるかな~。

もう少し読んでみたい気になる。


評価 
面白さ  4.8
お勧め度  3.9
再読度   3.8


ミステリーとして読もうとすれば、
事件解決方法も犯人も ちょっと安易で物足りない。
今回は石井がメインの心理描写で、このキャラがあまりに単純でバカっぽいのも
ストーリーが薄っぺらな感じになっちゃうとこかも。

マンガのノベライズやライトノベルと思って読めば
軽い読み物として、さらさら読めるし、
次々事件が展開して飽きさせない・・という意味ではいいかも。

2010/04/01 09:42 |   神永学COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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