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米澤穂信.『夏期限定トロピカルパフェ事件』.東京創元社,2006.4.

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
(2006/04/11)
米澤 穂信

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小鳩くんと小山内さんと健吾。

個性的なキャラたちは
今回は高2になっています。
高校2年生の夏休みといえば、部活動などに入っていれば忙しいだろうけど
この3人はひまそう(笑)

小山内さんが
なぜか夏休みに小鳩くんにからんでくる。

<小山内スイーツセレクション・夏>
とかいう、ベスト10スイーツ&選外スイーツ、
店の場所の地図つき。

これを渡してきて
制覇するのにつきあってくれという。

なんとなく流れでつきあうことになる。

健吾は、気になる彼女の妹を
薬物グループから抜けさそうと手をつくしている。
だが上手くいっていない。

そんなある日、小山内さんが誘拐されて身代金が要求される事件が起きる。





もちろん、小鳩くんが健吾をともなって解決するわけだが
見た目に解決しても、
裏には裏があるところが
ミステリーとしてよくできていて面白い。

高校生なので移動手段は自転車のみ。

真夏の暑い中の自転車移動・・・想像してみて(笑)


ラストは予想外の展開。
小鳩くんと小山内さんはどうなるのかな~。

秋バージョンがあるってことは、どうにかなるのでしょうけどね!

この個性的なキャラクターたちの魅力にはまってしまったみたいです。
次は秋バージョン。
もう読み始めてます♪

1冊あたりが薄いので
とっつきやすいのもいいわよね~。


評価
面白さ  5
再読度  4.7
お勧め度  5

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2010/11/27 10:38 |   米澤穂信COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

米澤穂信.『春期限定いちごタルト事件』.東京創元社,2004.12.

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
(2004/12/18)
米澤 穂信

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この作家さん、青春ミステリーを書くとかで、中高生に人気だそうな。

映画化で人気の『インシテミル』(これ↓)は、図書館の予約数が多くてなかなか読めそうもなかったので
インシテミル (文春文庫)インシテミル (文春文庫)
(2010/06/10)
米澤 穂信

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米澤穂信ファンという中学生に
どれを読めばいいか聞いて、教えてもらったのがこれ。

シリーズになっていて、夏、秋・・・と続くようです。




ストーリー

高校デビュー・・・といっても
小市民として目立たないような高校生をめざして変わろうとしている
ぼく(小嶋常悟朗)と小山内ゆき。
高校の合格発表のシーンから物語はスタート。

小山内さんは、ひとみしりで大人しい感じ。
ぼくは何にでも推理して解決しようとするのを
普通の人のように関わらないようにしようとしている。

小学校は一緒で中学では離れていた健吾。
彼はまっすぐで裏表なく猪突猛進型。

メインの人物はこの3人。

校内でポシェットがなくなったり、
コンビニの前で
ぎりぎりで手に入れた春期限定販売のいちごタルトの箱をのせた自転車を盗まれたり
その自転車が壊れた状態で見つかったり、
美術部の謎ときをしたり、
カンニングの証拠をつかんでみたり・・・・
と、普通の高校1年生が遭遇する可能性のありそうな事件がこまごま起きます。

「ぼく」は目立たぬように小市民でいようと無視しなきゃと思いつつも
解決していってしまいます。

最後の最後に小山内さんの本性が発揮され
危険を予期した「ぼく」は健吾に助けを求め
小山内さんを助けに行きます。

小山内さんがらみのその事件は
警察が関わってくるほどの事件で・・・・・。





読後感はスッキリさわやか。
続きも読みたいです。

主な登場人物3人がそれぞれ個性的。

とくに小山内さん!!!
前半の印象だと、どうして小市民をめざそうとしているのかわからないのですが
最後にはどんな性格を抑えようとしているのかわかって
かなりいい味のキャラです(笑)

殺人事件は起きないし
起きる事件は普通の高校生が体験しそうなものばかり・・・そこが人気の秘密なのかな?
ライトノベルっぽい軽さもあるのがいいのかも。

ちょっとおもしろいな~と思ったのが
一般的なミステリー「名探偵」の謎解きは
独りよがりで、上から目線。
そういう態度をとるより
どうにか他の人たちとうまくやっていこうと
小市民をめざそうとしているところが彼らの魅力であり
中高生に受け入れられるところなのでしょうね。

評価
面白さ   4.9
再読度   4.5
お勧め度  5 (中高生に!)



文庫本なので、ルピはほとんどなしです。





2010/11/23 14:14 |   米澤穂信COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

風野潮.『クリスタル エッジ 目指せ4回転!』.講談社,2010.9.

クリスタル エッジ 目指せ4回転! (YA!ENTERTAINMENT)クリスタル エッジ 目指せ4回転! (YA!ENTERTAINMENT)
(2010/09/11)
風野 潮

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前巻、『クリスタル エッジ』では、
父親がフィギュアスケートのコーチをしている中2の少年、輪(りん)が主人公でした。

今回は、輪の親友でジャンプを得意としている少年・葵(あおい)が主人公。

2人とも中3になっています。

輪は出てくるものの、視点は葵からのものなので、この巻から読んでも大丈夫です。
別の物語です。
1巻ででてきた中1の少年・和馬も本格的にスケートを初めていて
ようやく様になってきているところです。

葵は、比較的裕福な家庭の一人っ子。

ジャンプが好きで、まだ成功率の低い4回転を練習中。

輪と和馬の3人で出場できることになったアイス・フェスタのショーの演技中に
葵は不注意で転倒し、輪を巻き込んでしまう。
輪はそのせいで肩を脱臼。

葵の父は、フィギュアスケートばかりするのではなく
勉強もしろと言って、家庭教師を毎日つけられ、スケートができなくなる。
クラス40人中35位ぐらいなのに、夏休み明けの中間テストでは20位以内に入れという。

家庭教師も巻き込んで
こっそり練習に通うようになり
かえって勉強にも集中できるようになる。

スケートが楽しくてしかたない・・・そんなときに
世界ジュニアのトルコ大会に
欠員が出たために、出れることになる。

家族に世界大会に出れることになり、両親を説得し、成績もがんばることにする。

練習中、またまた直りかけている輪に、不注意でぶつかってしまい
けがを悪化させてしまう。

輪と ぎくしゃくした関係のまま大会に出場。
母も体調を悪くして、試合にはついてこれない。

前半戦のショートプログラムは、多少ミスするもののまあまあの成績。

後半のフリーの演技の直前、
輪から猫の写メールが届き、それが2人が小さいころからのラッキーのジンクスだったので
うれしくなった葵は、自己ベストの演技で世界大会で3位となる。

帰ってくると、
迎えに来るはずの母がなぜか来なくて、入院していることがわかるし
学校では、活躍が壁新聞で張り出されているし、
いろいろなことが起きる。





ま、他にも細かいことがいろいろと起きるものの
中3ならではの人間関係などがいっぱいあって、
中学生には共感できることがいっぱいあるでしょうね。

初恋と気付いた時点で失恋していたり、
ひょんなことがきっかけで、その彼女との連絡手段が手に入ったりもします。

輪の友だち・橘(たちばな)に嫉妬してみたり。
橘も輪や葵を羨ましがっていたり、
人間関係もごちゃごちゃしてます。

それも、この年代にありがちな事。

輪も和馬も葵と一緒に刺激し合って成長しています。

読後感もさわやかです。


評価
面白さ  5 軽いのりで読めます。
お勧め度 5 中学生にはぜひお勧め!
再読度  4

小学校高学年ぐらいから可。ルピあり。

裏表紙の内容説明には「中2の葵と輪」とかかれていますが、
物語のスタートは中2の3月から。
3月の出来事は、メインのアイスフェスタの振り付けに3人が集まっている程度のことで、
ストーリーが展開し始めるアイスフェスタは6月。
本文のほとんどが中3です。

本文中には「14歳」という記述と、
葵が3年A組という記述がでてくるだけなので
ここは「中2の・・・」じゃなくて「14歳の」にしといたほうが良かったのでは?
なーんて
思いました(笑)

2010/11/21 21:47 |   風野潮COMMENT(0)TRACKBACK(1)  TOP

川端誠.『十二支のお節料理』.BL出版,1999.12

十二支のお節料理十二支のお節料理
(1999/12)
川端 誠

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もうすぐ年賀状の季節。
今度はうさぎだから結構描きやすいしデザインもしやすいから楽しく書けそう♪

そんなことを考えつつ図書館に行ったら
児童室の方が、せっせとクリスマス絵本とお正月絵本を1つのカートへ集めていらした。

もうそんな時期なのね~。

その中から、これが面白いと勧められたのがこの絵本。




年末、
年神(としがみ)様のもとへ
十二支の順番に大掃除をしにきたり食材を運んできたり、器を用意したり料理したり・・・
そうして、お正月を迎える
というストーリー。

こういうパターンの十二支のははじめてです。

和風っぽい絵が素敵です。

読み聞かせにもいい分量

2010/11/14 12:05 | 絵本COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

有川浩.『フリーター、家を買う。』.幻冬舎,2009.8.

フリーター、家を買う。フリーター、家を買う。
(2009/08)
有川 浩

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ドラマ化するって知らないころに図書館に予約しておいた本がようやくやってきた!

途中、タオル付きで泣いたりしつつ読んでいたけど
ラストはやっぱり有川浩なのでハッピーエンドです。

ちなみに、ドラマは見そびれています。
話題だしみてみようかな~。




ストーリー

武誠治(たけせいじ)は
そこそこの高校卒で浪人してそこそこの私大をでて
そこそこの会社に入社。
新人研修の熱血ぶりになじめず、
職場に配属されても失敗ばかりで怒られる日々。
たった3カ月でやめてしまう。

そこからフリーター生活がはじまる。

ちょっとでも怒られればすぐにやめて別のバイト・・・。
家でも説教されるのがいやで、
家族ともコミニュケーションをさけていて
母親に 部屋の前まで食事を運んでもらう引きこもり生活。
自分の趣味や楽しみ程度にお金があればいい・・・という考え。

甘えた考えかたなのに自覚のない人って
いっぱいいるわよね~(苦笑)。

ところが、誠治の場合はこのままでは済まなかった・・・のがこの物語の面白いところ。


母親が重度の精神疾患(うつ病などの複合)を患う。

名古屋に嫁いだ姉が帰ってきて初めてそれを知る。
病院に行き、薬を処方され、きちんと飲むよう
しかもそれを必ず見届けるように言われる。

姉は帰るときに「いざという時、母のために使って」と言って
ポンと100万円おいていく。

誠治は、そんなお金なんてまったくもっていない事を悔やむ。

そして、母のためにも就職しようと
就職活動をはじめ、
昼間は母に付き添う必要があるため
父が家にいる夜間に工事現場のバイトを始める。

工事のバイトは半年以上つづき
お金は徐々にたまる。
現場の人たちとも仲良くなり
就職活動はうまくいかないものの
母の闘病生活とのやりくりのなか
父とも正面から向き合い
アドバイスをもらったりしていくうちに
誠治の考え方が変わって、
以前の自分の情けなさ、甘さを知る。

内定がようやくとれて、
しかもバイト先からも事務職としてのオファーが入る。

就職して、
働く中で成長していく物語。





ちょっと、恋愛スパイスも絡んできます。
ただし、超生真面目な二人のおかたい恋愛の気持ちだけ状態です。




この本の場合、10代の人たちに知ってほしいポイントがいっぱいある。

3カ月ぐらいで
怒られてばかりでその仕事に向かない・・・なんてことがわかるわけないのよね。
そのぐらいで1人前になれる仕事なら正社員なんてとらないし、バイトの採用で充分!
誠治は甘い!けど、それは、読み進めるうちにわかってくる。

父のアドバイスで書きなおす履歴書や面接のアドバイスは
これから、進学や就職で面接したりする人にとってはいいアドバイス。

中小企業に就職する事は、1人で様々な事をさせてくれるし、
1人の行動が会社にしめるウエイトが大きい分
やりがいを感じることができるだろう・・・ということ。

いざという時のためのお金をためるという大切さ。

親も人間だから不器用な面もある。
はねつけるだけ、反抗するだけでなく、向き合うことの大切さ。

など、
ぜひぜひここから読みとって!
という感じです。




評価

夕方から読みだしたので
やっぱり寝不足になってしまいました(汗)

オール5



面白かったです。


2010/11/14 11:23 |   有川浩COMMENT(1)TRACKBACK(1)  TOP

『真昼の夢』.ほるぷ出版,2006.6.

真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)
(2006/07)
セーラ・L. トムソン

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少し大きめの絵本です。
小学生の男の子が
この本とこちらの本がすごく好き・・・と言って
かなり熱心に話していたので気になって読んでみました。

終わらない夜終わらない夜
(2005/08)
セーラ・L. トムソン

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これは、読み聞かせようとかいうのじゃなくて
だまし絵の絵本です。
ながめて楽しむための絵本。

たとえば、曇り空に水色の風船を大量に飛ばしていると、
いつの間にか本物の青空になっていたりとか
おちばのカーペットの上を自転車で走っているはずが
紅葉した木の上を空中散歩していたり・・・・と
繊細できれいな絵でそれを表しています。

この絵を楽しむためには
この大きさは必要です。

きれいな絵なのに不思議な絵。

楽しんでながめてくださいね。



2010/11/14 10:40 | 絵本COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

『イーハトーブロマン 宮沢賢治の世界』.くもん出版,1993.10.

イーハトーブロマン 宮沢賢治の世界 (宮沢賢治絵童話集 15)イーハトーブロマン 宮沢賢治の世界 (宮沢賢治絵童話集 15)
(1993/11)
不明

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宮沢賢治を知る上で
一番よかったと思った資料がこの本。

たとえば、
未完の作品『銀河鉄道の夜』の直筆原稿。
線がひかれていて書きなおされていたり、
追加に書きこみされていたり、
いかにも推敲中という感じなのがよくわかります。

全体として、イーハトーブを理解するための解説と
風景の写真集のような感じなので
とてもきれいです。

他にも
賢治がかいた
「イーハトーブ・ファーマーズ・ソング」の直筆楽譜や
絵もたくさん描いていたようで掲載されています。

意外なことに
旅行好きだったようで
北はサハリン
南西は大阪・奈良
海を渡って伊豆大島にも行っているそうです。
北海道は3度も行ったとか。

写真もたくさん載っています。

これほどの才能をもっていたのに
生前には認められなかった・・・なんて
時代の方が後からついてきたのかもしれないですよね。

なんといっても、科学者であったわけだし
その当時の文豪とかって
みんな文系の人ばかり。

理科系の人の物の考え方や見方を理解して
出版しようとはなりにくかったのかも。

読めば読むほど
奥が深くてもっと知りたくなる・・・そんな賢治の事をもっと知るための本でした!

評価
とーーーーっても
良かった♪

ルピつき。賢治の絵本シリーズの1冊なので読みやすいです。

童話か何かの原稿用紙の上に描かれた猫の絵には
びっくりでした。

2010/11/11 08:53 |   宮沢賢治COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

『新美南吉の生涯 ごんぎつねのふるさと 改訂版』.エフエー出版,1993.4.

ごんぎつねのふるさと―新美南吉の生涯ごんぎつねのふるさと―新美南吉の生涯
(1993/04)
大石 源三

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あまりに『獣の奏者』の印象がつよすぎて
すぐに小説を読む気がしない(苦笑)
・・・そんな事情で、
今度は新美南吉を調べる必要が出てきたので
新美南吉を読んでいます。

新美南吉は
「幼年童話」と書かれた本が出回っているし、
『ごんぎつね』がすべての国語の教科書に採用されていて
小学校の4年生でみんなが習うというのに
伝記なども少ないし、宮沢賢治ほどは資料がないので、
つかみにくい感じです。

童話をかなりたくさん読んだけど
ストーリーとしては
教科書にも出てくる『ごん狐』がいちばんおもしろいかなぁ・・・。
とにかく、
おんなじ「童話」でも、宮沢賢治に比べると
かなり年齢の低い子ども・・・・まさに「幼年」をターゲットにしている気がします。

なんといっても、「おち」のようなものがなく、
たとえば、あらすじを
うちの子や姪っ子やその友達たち(小中学生)に説明してみると
「それで?」と聞かれようなところで物語が終わるのです。

読み聞かせてみても、
まだ続きを待ち望んでいるような状態で
物語が終了する・・・・。

あげく、こどもたちには
「まるで詩みたいな感じ」と言われました。



でも、まさに新美南吉の魅力ってそこなのかも。

情景的で詩的な童話。




さて、ここまでの下積み知識を持って
この本を読みだしました。




この本の作者は、愛知県半田市の新美南吉の様々な関係機関に関連していらっしゃる
新美南吉の研究をなさっている方です。

これを読んでみると、
新美南吉の作品が、郷土の自然や環境と
切っても切れないものなんだというのがわかって
その土地を訪ねてみたい気持ちにさせます。

かなり、いろいろと詳しく調べられていて
他のところで、こう書かれていたが、
それは憶測で実際は・・・というようなものもあるようです。


畳屋の次男として生まれるも、
母は、南吉4歳の時に死亡。
夫婦の長男は生後18日で死亡しており、他に兄弟はない。
このころは、かなり貧乏ぐらしだったとか。

5歳で父が再婚。
6歳で弟が生まれる。

8歳の時、実母の実家(当時、裕福な家だった)のあととりが亡くなったとのことで、
南吉が養子となり、新美家で暮らし始める。
祖母(実母の父の後妻)は、子育て経験がなく、
いろいろと努力してくれるものの
南吉が寂しさに耐えられず、実家へ戻ってくる。

小学校6年生の時の身長体重がのっていました。(p72)
132.5㎝ 26.1㎏ 胸囲58.8㎝ だったとか。
現在の子どもとは平均値が違うので一概には言えませんが、
今の子どものほぼ3学年下ぐらい。
小柄でひょろっとしていたようです。
成績は抜群で
6年間すべてが甲。体育だけが唯一乙。


13歳。当時の家計状況や畳屋の子どもであるということなどから
中学校への進学を反対されるも、
成績の優秀さなどから、学校の先生にも説得されて進学できることに。

18歳。中学校を優秀な成績で卒業。
岡崎師範学校を受験するが、身体検査で不合格。

現代では考えられないことよね(驚!)



ちなみにどんな体格だったかと言うと
中学1年生(13歳)では 137.9㎝ 29.4㎏
中学5年生(17歳)では 165.5㎝ 47.95㎏
だったそうです。

成績は卒業する時は学年2番だったらしいです。
優秀なのに進学できないなんてね・・・。

それで、母校の代用教員となります。
でもこれは、4月から8月まで。(短い!)

19歳。4月に東京外語大学英文科に入学。
「赤い鳥1月号」に『ごん狐』を投稿し入選。

20歳ごろ。
北原白秋らとも交流があったようで、詩を多く書いている。

21歳。喀血。
小説を多く書く。

22歳。幼年童話を多く書く。

23歳。東京外語大学卒業。

24歳。生活のため、小学校の代用教員となる。

25歳。中学校の英語の教員免許取得。安城高等女学校の教員となる。

26歳。お付き合いしていた女性と、結婚を考える。
しかし、この女性はほどなく亡くなる。

28歳。腎臓が悪くなり死を考えるようになる。

29歳。代表作『おぢいさんのランプ』『花の木村とぬすびとたち』など次々書く。
1942年10月。第一童話集『おぢいさんのランプ』刊行。挿絵は棟方志功。
11月。ほとんど声がでない。
12月。女学校へ最後の出校。
1943年2月10日退職。(このころ30歳)
2月12日。死を覚悟して手元の原稿を巽聖歌に送る。死後に童話集『牛をつないだ椿の木』出版される。
2月20日。巽が見舞いに来るが声が出ず筆談している。
3月22日。喉頭結核(こうとうけっかく)のため永眠。



作品一覧をみると、童話以外にも、詩や童謡などもかなりたくさん書いていたようです。
それに翻訳もしていたらしいです。


なんにせよ30歳でなんて・・・・若いですよね。


晩年の日記に
「宮沢賢治や中山ちゑ(結婚を考えていた女性)もあちらの世界にいるのだ。と思うと
あちらに行くこともそれほどいやでなく思われた」
なんてことがかかれていて、せつないです。





ところで、
他の作品もかなり読んだものの、
今の出版方法のままだと
新美南吉の良さってわからないままになる人が多いだろうと思う。

4年生になって、学校で習ってはじめて知る・・・・。

その年ごろには、
その他の作品(幼年童話)をよんでも
きっとつまらないと感じてしまうんじゃないかなぁ。

できれば、
カラフルできれいでかわいい挿絵で
未就学児をターゲットにした絵本にして売り込めばいいのに・・。

そして、
「幼いうちから本物の良い作品にふれよう・・・」みたいな
キャッチコピーをつけて
< 作者は「ごんぎつね」の新美南吉 > だということを全面に押し出して売りだせば
現代の教育熱心な若いママにうけると思うんだけどな~。

そうしてくれれば、
私も、いろいろな子どもにお勧めしやすいのにね(笑)



評価&感想
図書館でかなり探してもらった。
うちの県内の他の公共図書館もさがしてもらったけれども
これぐらいしか、伝記はなかった。
Wikiには「個人のだれかが勝手に書きこんだのだろうなぁ」というような
キャッチコピー見たいなのが書かれていて
どうも信憑性がいまひとつ(苦笑)

多少、堅くて読みにくいし
ルピなしなので子どもには向かないけれども
きちんとかかれているものなので良かった。

新美南吉記念館に行ったという友だちから
案内資料ももらいました。
それを見ると、本当に半田市の自然や環境が新美南吉に与えた影響を感じます。
そのうち、一度訪れてみたいです。

2010/11/07 18:39 | 日本の作家 な行COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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