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有川浩.『クジラの彼』.角川書店,2010.6.

クジラの彼 (角川文庫)クジラの彼 (角川文庫)
(2010/06/23)
有川 浩

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短編集でした。

あいかわらず、予備知識なしで読んでみたのですが
恋愛の短編集でした。

いろいろな作品の番外編とかを集めたもののようです。

どうやら自衛隊のシリーズの番外編が入っているらしく
自衛隊物はほとんど読んでないので
知らない人物たちが登場しているわけなのですが
この本はこの本だけで
あまあまのラブロマンスの短編集という感じで
結構いいかも・・・と思いました。

表題作、『クジラの彼』は
クジラが潜水艦の比喩となっていて、2人の間でのみ通じる言葉だったりします。

この表題作は、2人の出会いと恋愛が恋愛として固まっていくストーリー。



後の方の別のカップルが主人公の短編で
この2人は結婚していて
彼女の方は自衛隊の官舎に移り住んでいて
幼稚園の子どもが2人いる設定で
脇役出演していたりします。


他にも航空自衛隊関係の人が出てくる物語など
いろいろな自衛隊員のラブストーリー集です。

自衛隊っていうのは
設定としてはあるものの
普通の男女の物語として
充分読めます。


評価
面白さ というか 読みやすさ 5
再読度  4.9
     あまあまラブストーリーな部分は好きなんだけど(苦笑)
お勧め度 ラブストーリー好きにお勧めは 5


ルピなしの一般書

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2011/06/30 23:00 |   有川浩COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

誉田哲也.『武士道シックスティーン』.文藝春秋,2007.7.

武士道シックスティーン武士道シックスティーン
(2007/07)
誉田 哲也

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剣道をしている女の子たち。
映画にもなっているシリーズの1作目です。

つづきに、『武士道セブンティーン』『武士道エイティーン』とでています。

2人の女の子の両方の視点から物語は進んでいきます。

出会いは中3の剣道の横浜市民大会。


磯山香織。

3歳の時から剣道をはじめ、
父も警察官で剣道をしている。
剣道とは
切るか切られるか・・・
勝つことがすべてで
負けることは切られて死すことだと
考えている。
宮本武蔵が大好き。

西荻(甲本こうもと)早苗。
両親の離婚で西荻に名前が変わっている。
日本舞踊をしていたが
中学に入るときにやめることになり
日本的なものを続けたくて
剣道を始める。
技ができるようになったり、
上達して褒められることを目標としていて
勝負にはこだわっていない。

磯山香織は全中2位という実績のもと
市民大会に出場。

そこで甲本という無名の選手に簡単に負けてしまう。

甲本が
私立の中学校、東松学園だったので
高校もそこの高校に行く率が高いだろうと考え、
彼女がいそうな高校、東松学園に進学を決める。

高校入学後、
同級生として出会う2人。

甲本は、西荻早苗として剣道部にいる。

西荻早苗の実績は
磯山香織に勝った横浜市民大会の8位が一番いい成績。
まだまだ基本を学んでいる状態で
磯山香織は
なぜ彼女に負けたのか分析したりしている。

剣道に対して、まったく考え方の違う2人。

お互いがお互いの良さを認めつつ
相手を研究したりして
よきライバルであり、気になる存在となっていく。




強気で男前な考え方の磯山香織。

おだやかで、のんびりしている西荻早苗。

そんな2人の青春物語です。
高1の終わりまでがこの本。


評価
面白さ  5
再読度  4.9
お勧め度  5


さすがに映画化するだけのことはあると思う。

ルピなしの一般書。
文字は少し細かいです。
香織の言葉遣いが武士語っぽいので
そういう文章が苦手な人には読みにくいかも。


2011/06/27 20:02 |   誉田哲也COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

三浦しをん.『風が強く吹いている』.新潮社,2009.7.

風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
(2009/06/27)
三浦 しをん

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中学生に「走る」テーマの本が人気・・・と言っていた友人に
あさのあつこの『ランナー』は微妙だったかも・・・と伝えたら
「この本なら絶対に失敗ないから」と勧められたのがこれ。


文庫本で厚さが2㎝以上あって
ちょっと気合いがないと読めないかも・・・・と躊躇しつつ読みだしたのに
1日で読んでしまいました。

久々に寝不足パターンの本です。



清瀬灰二(きよせハイジ)は銭湯の帰りに
万引きをして走り去る人物の走り方をみて
彼の「走り」にひとめぼれしてしまう。

走っていた人物、蔵原走(くらはらかける)は
高校時代に名のある陸上選手だったが
問題をおこし
陸上とは縁のない寛政大学に入学が決まっているが
住むところもなく
お金もなく
野宿していて
飢えをしのぐために万引きしている事を知る。

ハイジは
同じ寛政大学の学生が住む
ボロアパート・竹青荘(ちくせいそう)に走を誘う。

10人目の住人となった走。

アパートには個性的なメンバーがそろっていた。

そこへ、ハイジが爆弾発言をする。

この10人で箱根駅伝をめざそう・・・と。

正月にテレビ放送される箱根駅伝は
関東の大学ならどこでもエントリーできるのだとか。

ハイジは高校陸上の時代に足にけがを負い
陸上から離れていた。
その他のメンバーはほぼ素人の集団。

10人の一人でも欠けると出場できないぎりぎりの中で
まずは秋の予選を目標に
その後は、箱根駅伝で頂点を見よう・・・と
それぞれの思いをこめて走る。



ここまでで半分。



後半は箱根駅伝の当日。

ひとりひとりの走りに
それぞれのドラマがあって
ひとりで走るのだけど
ひとりも欠けてはいけないことでのお互いに対する信頼感など
複雑で奥が深いドラマが展開します。




最後まで読んでも
もう一度読み返したくなるような
素敵な青春物語。



走ることって
何にでも通じるものなんだね~。

なんだか私もちょっと走ってみたくなりました。

もちろん、こんな風には走れないけど
ジョギングぐらいでも
楽しめればいいかなぁ~と。


評価

もちろん オール 5


読書感想文も書きやすいかも。
いろんな人物が出てくるし
エピソードも多様で
自分自身に置き換えれるところが
誰にでも絶対にありそう。

背景で支えてくれる人たちも大勢いて
その人たちにも
何らかのドラマがあるだろうと想像するのも楽しいしね!


ルピは 最小限しかない一般書。


登場人物は
かなり個性的な集団で
ライトノベル程ではないにしても
人物が際立っていておもしろいです。

大家さんもちょっと謎の人物だしね(笑)




2011/06/19 10:18 |   三浦しをんCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

瀬尾まいこ.『卵の緒』.マガジンハウス,2002.11.

卵の緒卵の緒
(2002/11)
瀬尾 まいこ

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少し前から、読書仲間の人に
「瀬尾まいこはいいよ」と言われていて
どれが一番お勧めか 聞くと
誰に聞いても この本だったので読んでみました。


この本は2つの物語が入っています。

一つ目は表題作『卵の緒』
二つ目は『7's blood』



『卵の緒』

「僕は捨て子だ。」と思っている、小学校5年生の僕、育生。
母子家庭で母と二人暮らし。

学校で「へその緒」のことを聞いて
母親に「へその緒見せて」というものの、はぐらかされてしまう。

母の好きな人朝ちゃんや
不登校のクラスメイトで同じ班の池内君 など
いろいろな人とのかかわりやできごとがおきる。

母は朝ちゃんと結婚し、6年生になるころ名字が朝井に変わり、
その初日に
池内君が登校してサラリと
クラスになじませてくれたりする。

人とのつながり・・・親とのつながり、友だちとのつながり・・・など
いろいろな事を考えさせられる物語です。

その割には、全体に明るくってサラッとした感じで読めます。



『7's blood』

高3の七子は、母と二人暮らし。
父は7年前に亡くなっている。

父の愛人だった人が服役することになり、
愛人の子である6歳年下の七生を
母が預かることにしたという。

ところが、そのころ
急に母は入院してしまい
七子は七生と2人暮らしすることになる。

七生は、愛人の子という卑屈さはなく
家事は分担といっても
とっても上手で
社交的で明るい性格。

でも、なかなかなじめない。

ある日、小学校の担任から呼び出され
いろいろ言われたあたりから
七子は七生と向き合うようになる。

最後は 衝撃的な出来事で終わるけど
なんだか切ないような
でも心に明かりが残るような
ふしぎな気分になります。




ルピなしの一般書。内容的には中学生から大人まで。


評価
面白さ  5
再読度  5
お勧め度  5


他の作品も読んでみたいです。


2011/06/19 00:24 |   瀬尾まいこCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

草野たき.『リリース』.ポプラ社,2010.4.

リリース (teens’ best selections)リリース (teens’ best selections)
(2010/04/09)
草野 たき

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中2の明良(あきら)。

父は 自分が生まれる日に亡くなり
現在、看護師の母と家事を受け持つ兄の3人家族。

毎年、父の命日に法事があり
その集まりで明良は誕生日も祝われる。

父の遺言で
父と同じような人生を歩むべく
高校生になったらバスケでインターハイ、
最終的には外科医だった父の後を継いで医者になる、
と、親戚中から期待されている。

いろいろな面で
期待されるようにふるまい続けてきた明良だったが
夏休みに部活に転校生がやってきて、新しいコーチが来て
同級生のかわいい女の子からは
兄の秘密を知っていると脅されるような感じになり
さらにおばあちゃんの爆弾発言。


期待通りの子どもを演じていたことに
とうとう無理がきて
本音をぶちまけてしまう。




でもそうすることで、変化が起き・・・・




最後はちょっと予想外なような
でもあり得るとしかいいようのないような
そんな結末でした。



評価
 面白さ   5  かなりドギマギ。
 お勧め度  5
 再読度   4.9


主人公の明良が
部活や
友人との関係や
女の子や
家族や親せきとの関係 などなどで
悩むのも結構いろいろあっていいのですが

お兄さんがかなりいい味だしています!

お兄さんの悩みも 複雑でおもしろいし
転校生の小杉くんにも あれこれ秘密があるし
兄の秘密をネタに近付いてきた同級生の女の子の思惑も
予想できるんだけど、気付かない明良がねぇ~(苦笑)





読書感想文むけにもいいかもしれません。
自分自身と向き合うことになる物語。

小学校高学年以上レベルのルピあり。
高学年でも読書家なら読めるレベルですが
内容は中学生独特のもやもやした心理状態なので
お勧めは中学生以上。

2011/06/14 19:50 |   草野たきCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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