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池井戸潤.『下町ロケット』.小学館,2010.11.

下町ロケット下町ロケット
(2010/11/24)
池井戸 潤

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直木賞受賞作。

下町の町工場、佃製作所。
社長のおじさん、佃さんが主人公です。

ロケットエンジンの研究者でしたが
打ち上げの失敗から
家業の佃製作所を継いで社長となった方。

大学で、研究職をしていた時は
同業の奥様とうまくいっていたものの、
社長業を始めてからは
関係がぎくしゃくし始め離婚。

現在は、
中学生の娘さんとお母様との3人で生活している、普通のお父さん。

中小企業ゆえに
大手企業から突然、大口の部品の発注をやめると言われ
銀行からは貸し渋りにあい
資金繰りに苦しむ。

さらに、のっとりを計画している別の大企業からは
特許侵害の提訴をうけ、
身動きができなくなる。

新聞でニュースを知った元妻が心配して
特許権訴訟に強い弁護士を紹介してくれる。

並行して、
佃製作所の持つバルブシステムとかいう特許を
買い取りたいというオファーが
帝国企業というロケットを作っている会社から打診される。

次々と降りかかってくる難問を
一つづつ解決していき
佃製作所の中でもいろいろな意見があったのだが
ロケット部品をつくりたいという
社長の夢が
いつのまにか社員みんなの夢になっていく。


まるで、自分も佃製作所の社員となって
様々な難問に振り回されつつも戦っている・・・そんな気分になる小説でした。


評価
オール  5

ルピなしの一般書。

働く世代だと、絶対に面白いです。

会社なので
研究職や現場の人だけでなく
営業や経理といった文系の人たちもでてくるので
自分の得意分野の社員になったかのような
感覚になってくるのだと思います。

まだ学生の人には
大企業にはない「中小企業のよさ」というのが
わかるのではないでしょうか。

佃製作所は
中小企業ながらも
世界一といえるバルブシステムという特許を持ち
技術力に対して「佃プライド」を持っています。

社員はみな生き生きとした表情で働いている・・・というような
そんな会社こそが
本当にいい会社だし
やりがいや仕事の楽しさを
感じさせてくれるのではないでしょうか。

一気に読めてしまう
楽しい1冊でした。

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2011/11/29 22:05 |   池井戸潤COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

松岡圭祐.『ミッキーマウスの憂鬱』.新潮社,2005.3.

ミッキーマウスの憂鬱ミッキーマウスの憂鬱
(2005/03/23)
松岡 圭祐

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この方の他の作品も読んでみたい・・・と言っていたら
じゃあ、これはどう?
と、勧められたので読んでみた。

ちなみに、これは
お仕事成長物語だから・・・とのこと。

この人ってミステリー作家というわけじゃないの?
とか思いつつ
読みだしたら
一気に読んでしまいました!



ディズニーランドに派遣社員として
就職する青年・後藤。

夢と希望を与える仕事・・・と思ったら
表舞台・・・お客様に直接かかわるような場面は
一切ない仕事の担当だった。

不満を持ちつつ、
正社員からは見下されているようで
いやいやながらも
どうにか仕事をこなしていく。

そうこうするうち
ミッキーマウスの着ぐるみが紛失する事件が起きる。

この紛失事件は
かなりおおごとで
さまざまな部署や人たちに影響を与えていく。

正社員の調査部とかいう人たちの
傲慢な態度にイライラしたり
同僚の19歳の女の子が犯人扱いされたり
事件の糸口はひょんなところからでてきて
着ぐるみ救出は
時間との勝負になってくるわ・・・で

スピード感あり
主人公も
ささいな仕事に不満だらけだったのに
仕事の意味づけができて
裏方の面白さがわかってきて
成長していく・・・・
しかも、かなり強烈な紛失事件・・・
エンターテイメントがたっぷり詰まった
面白い物語です。



評価
面白さ  5
再読度  5
お勧め度  5

就職&成長 ストーリーとおもって読むべき!


2011/11/24 22:55 |   松岡圭祐COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

雪乃紗衣.『彩雲国物語 紫の玉座』上・下 .角川ビーンズ文庫,2011

彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)
(2011/05/31)
雪乃 紗衣

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彩雲国物語  紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)
(2011/06/30)
雪乃 紗衣

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このシリーズもとうとう完結。

最後の・・・特に下巻の厚さったら・・・。



彩(さい)7家やら
リオウくんの謎やら
縹家(ひょうけ)の謎やら
まあいろいろな物を一気に謎解きにもってきて
しかも
国全部の未来を強引に理想像へとはこべるように解決・・・・したのは
まあいいでしょう。



けど、



とにかくこのシリーズは
広げすぎな感じ。
それを強引にまとめて終わった感(?!)が
ちょっとさみしいです。


微妙に
あの伏線はどうなったの?・・・という部分も
ちょっと残っていてなんだか小骨が残っているような
そんな気分になっているものの
ライトノベルにそこまで求めるのもなんなので
ページ数のわりには
楽しく一気に読めました!


秀麗ちゃんの
最後の数年間の幸せでおだやかであろう生活を
外伝でいいから読んでみたいかな。


とくに今回の下巻は
秀麗ちゃんはほとんど出てこないしっ!

全部を通して
このシリーズは
劉輝(りゅうき)成長物語?!
というような終わりになってしまっているし
・・・んー・・・・・
まあ、こう終わるしかないのだろうけどっっっ!!!


と、いう感想だらだらにしてしまいました。

今回はネタバレにならないように気を使うとしたら
どこまで?と悩むので
ストーリーに関しては
一切書きません(^^;)


評価も
特になしってことで!

2011/11/23 12:27 | ライトノベルCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

東川篤哉.『学ばない探偵たちの学園』.光文社,2009.5.

学ばない探偵たちの学園 (光文社文庫)学ばない探偵たちの学園 (光文社文庫)
(2009/05/12)
東川 篤哉

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映画化が決まった『放課後はミステリーとともに』は
鯉ヶ淵学園、探偵部の副部長さんのお話。

じゃあ、部長は?

と思っていたら
この本に行きついた。

結論だけ言うと、
今のところ読んだ東川作品の中で
唯一、途中でうとうとしてしまったかも・・・(苦笑)
という所です。



長編形式。
かなりぶっとんだ多摩川部長とその相棒の3年生・八橋。
転校生のおれ・トオル。
この3人が探偵部のメンバー。
顧問は科学教師。
保健室でパパラッチの遺体が見つかる。
その後、音楽教師の遺体が見つかり
アイドルが一人失踪している。

一応みんなでへっぽこな捜査はしているものの
進展なし。

学園物のわりには事件は「殺人事件」




この3人がかなり自由人なので
おかしな行動を次々したり
思い込み行動したりと
まあひっかきまわしています。

しっかりした探偵役はとくになし。
強いて言うなら顧問の先生ぐらいかな?


評価
面白さ
ミステリーとしては 3
高校生のどたばたコメディーとしてなら 4

お勧め度  4
再読度  2

2011/11/23 12:11 |   東川篤哉COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

松岡圭祐.『万能鑑定士Qの事件簿Ⅰ』~Ⅱ.角川書店,2010.4.

万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)
(2010/04/24)
松岡 圭祐

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万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)
(2010/04/24)
松岡 圭祐

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「書店で時々平積みしてあるけど
どうなんだろうね」と話していたら
「1-2巻だけ持っているから貸したげる!」と。

1冊だけでいい・・・って言ったのに
これは2冊で一つの話だから・・と言われ
借りてしまいました。

読んでみたら・・・
確かに2冊で一つの話です。



まずは1巻。


時系列が3つ並行しています。


**************

メインのストーリー。

力士シールを追いかけている
社会派雑誌『週刊角川』の記者・小笠原。
入社4年目、26歳の青年。

シールの鑑定を依頼しようと訪れたのが
「万能鑑定士Q」の事務所。
鑑定士は23歳のクールで清楚な美女・凛田莉子(りんだりこ)。

シール鑑定から始まり
なぜか一緒に行動するうちに
おかしな事件に巻き込まれてしまう。

***************

過去のストーリー。

凛田莉子の高校時代にさかのぼり
沖縄の石垣島から東京へでてくるいきさつ。
東京での苦労。
リサイクルショップの社長と知り合い、
勉強方法を知り
そのうちに鑑定士としての実力をつけ
社長の後押しで
開業に至る事情。

****************

メインストーリーよりは
ちょっと先の時間帯のストーリー。

なぜか、東京が機能しなくなりつつある。

****************

とりあえず、
1巻では
メインストーリーでの
一番大きな事件は
一応解決っぽい感じにはなる。

過去のいきさつも説明は一応終わる。


*****************

2巻。
機能しなくなりつつある東京と
1巻のメイン事件がくっつく。

その機能不全に陥りつつある東京を強引に脱出し
故郷の石垣島をめざす莉子。

小笠原も別のアプローチから
事件を追いかける。

事件をおいかけるうち
莉子は力士シールの謎に行きつく。


かなり凝った展開。
ミステリーなので
これ以上は読んでねってことで
ストーリーの説明は終わります。




確かに
2冊読まなきゃいけないストーリー展開になっています。

しかも
かなり一気に読んでしまいました(笑)

日本全体を機能不全に陥らせるほどの
すごい事件なのに
なぜか
殺人事件はおきません。

殺人事件じゃないのに
あまりにドキドキして
しかも!
命の危険があるかも・・・と思うシーンもいっぱい。

すごいです。



ラノベ風表紙に喜んでいるような
そんなやわな感じじゃないです。
本格ミステリーの領域作品。


評価
面白さ・・・というかドキドキ度  5
お勧め度   5
再読度    5

ミステリーとしてかなり好き!



ルピなしの一般書。
はじめの「時系列が3つ」という部分に
ついていける程度の読書力は必要。







2011/11/20 00:07 |   松岡圭祐COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

東川篤哉.『ここに死体を捨てないでください!』.光文社,2009.8.

ここに死体を捨てないでください!ここに死体を捨てないでください!
(2009/08/20)
東川 篤哉

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『謎解きはディナーのあとで』で一躍有名になったこの方。
短編集形式の本しか読んでなかったので
長編形式の本を図書館で借りてみました。

なんで、今まで知らなかったの?!
と、言いたくなるほど
ものすごーく面白いです。

短編よりもいいかも♪
烏賊川市シリーズとかいうシリーズものだそうな。





司法試験をめざす女子大生・春佳。
ある朝、玄関から入ってきた見知らぬ女性を包丁で刺してしまう。

パニックになって、とりあえずその場から逃げだし、
午後になって仏具店で働く姉の香織に電話して助けを求める。

香織は仕事を早退させてもらい
妹のアパートへ行く。

確かにそこに遺体があり
さてどうするか・・・と悩んでいたところ
廃品回収のトラックが止まっていて
運転手は昼寝中。

荷台にはコントラバスのケースがのっている。
そのケースに遺体を入れて運ぼうと思いつく。

ちょうどトラックが出発しようとしていたので
あわてて前に飛びだしぶつかってしまう。

廃品回収のお兄さんは
馬場鉄男。

これで免停にでもなったら
首になってしまうので
香織が警察に言わないのなら何でも協力すると
約束する。

そこで、
遺体・・・山田慶子という名らしい・・・を2人でコントラバスのケースに入れ
山田慶子の車らしいミニクーパーの天井の荷台に積んで
2人で捨てに行く。

春佳の向かいのビルには
鵜飼という私立探偵の事務所がある。

鵜飼のところにその日の午前に予約していた
山田慶子は現れず
留守番電話のメッセージには
クレセント荘という温泉付きペンションで何かが起こるので
相談したいというものだった。

そのため
探偵事務所のメンバーは
慰安旅行気分でクレセント荘に泊りに行く。

山の中の三日月形の池に遺体を沈めた香織たちも
偶然クレセント荘で一泊することになり
そこで新たな事件が起きる。





ミステリーなので
ここまででまだ1/3ちょっとなのですが
後は読んでのお楽しみ~ということで・・・。



この若者2人は
単純でしかも
おバカな行動をしているし
探偵グループは
わりとのほほんとしているし
刑事さんたちも
びっくりするほどドジっ子だったりするわで
随所に笑えるところがいっぱいです。

香織たちが階段からおちるシーンも
いちいち面白いし!



でも
最終的には
かなり凝ったトリックを使った事件です。




評価
オール  5


そんなわけで
図書館での予約は待ちきれないので
文庫で出ているこのシリーズを買おうかな~♪




2011/11/14 17:44 |   東川篤哉COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

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