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朝井リョウ.『桐島、部活やめるってよ』.集英社,2010.2.

桐島、部活やめるってよ桐島、部活やめるってよ
(2010/02/05)
朝井 リョウ

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小説すばる新人賞受賞作品、青春小説、作者が19歳だか20歳だかの現役大学生。

とかいうような
書店のキャッチコピーにつられて読んでみた。

タイトルにもひかれたしね~。




予想では、主人公が桐島くん。
群像青春小説とかいうキャッチコピーだったから
まわりの人間と桐島くんとの関係・・とかそういうのを考えてた。

けれど、いい意味で全然違うものだった。

なんてったって、2時間強で、集中して読んでしまったし(笑)
妙にひきつけられてしまいました。
中学生とか高校生なら、5人の違うキャラそれぞれに対して 共感してしまうんじゃないかな~。
・・と、思います。

ちなみに桐島くんはまったく登場しません。
会話の中や回想で出てくるだけ。




ストーリー。

サブタイトルは個人名になっています。
17歳の登場人物たち。着替えが寒いというシーンがあるので、たぶん高2の冬だと思う。

1話目の主人公は菊池宏樹(きくちひろき)。
桐島の親友的なポジションの1人みたいです。
宏樹と竜汰(りゅうた)の会話が中心で話がすすみます。
そこで、桐島が部活をやめるのを聞きます。
桐島はバレーボール部のキャプテンなのにやめるらしい・・。

この3人、学校では < 最上ランク > に分類される
おしゃれでクラスの中心的なグループとされています。

靴もコンバースとかを履いていたりして、運動神経抜群の目立つグループです。



2話目の主人公は小泉風助(こいずみふうすけ)。
バレーボール部のリベロのポジションの補欠選手で、
桐島がやめたことで、レギュラーになれた人物。
風助と部活のメンバーとのからみで話が進む。
とくに副キャプテンの日野孝介がいろいろと言ってくる。
風介は桐島のニコッと音がしそうな笑顔やがんばっている背中を見るのが好きだった。
やめたことに対して、
レギュラーをとれたことに対して、なんとなくどろっとした感情を抱いている。



あとの人物は直接桐島とはかかわりがないものの、
間接的に桐島がやめたことで起きた変化に影響されている。
さらに、それぞれがお互いに関係していて、
同じ出来事をそれぞれ別の視点から書かれていたりもする。



最後にもう一度、宏樹の章がある。


ここまでの他の主人公たちから
宏樹は目立つ存在であり「イケてる」「最高ランク」と言われる存在である。

しかし、宏樹本人は、自分が何もできない存在だと思っている。

他の話の主人公や登場人物たちの それぞれがひかり輝く瞬間を知っている。
そういった「ひかり」になっている時とは、
好きなものに本気になっている時・本気で立ち向かっている時だということ。
そういう時間の大切さを、自分にはないものではあるが、素晴らしさは感じている。
桐島がやめてしまったことで、
彼が「ひかり」になる時間を手放すのはもったいないと思い
やりなおせることを言ってやろう・・・。というシーンで終わる。



読後感は、不思議とすがすがしい気分をもたらしてくれた。
高校生の本音っていう感じがすごく感じられてよかった。



評価
面白さ 5
お勧め度  5
再読度   4







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2010/05/12 21:58 | 日本の作家 あ行COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

で、なんで桐島くんは部活をやめるのさ?

No:25 2010/05/13 15:35 | バンバン #- URL [ 編集 ]

Re: タイトルなし

桐島くんは登場しない・・彼の意見はどこにも書かれていないのです。
まわりの人たちの推測だけで、本当のところはよくわかりません。

キャプテンになったことで、熱くなりすぎて
部の中で浮いてしまった・・という推測だけです。

突然「やめるってさ」からスタートして、
桐島くんがいなくなってしまった部活の中やら
いなくなったことで、間接的に影響を受けた人やらしかでてこないからねぇ(苦笑)

No:26 2010/05/13 23:23 | 桜の葉 #- URL [ 編集 ]

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