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風野潮.『クリスタル エッジ 目指せ4回転!』.講談社,2010.9.

クリスタル エッジ 目指せ4回転! (YA!ENTERTAINMENT)クリスタル エッジ 目指せ4回転! (YA!ENTERTAINMENT)
(2010/09/11)
風野 潮

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前巻、『クリスタル エッジ』では、
父親がフィギュアスケートのコーチをしている中2の少年、輪(りん)が主人公でした。

今回は、輪の親友でジャンプを得意としている少年・葵(あおい)が主人公。

2人とも中3になっています。

輪は出てくるものの、視点は葵からのものなので、この巻から読んでも大丈夫です。
別の物語です。
1巻ででてきた中1の少年・和馬も本格的にスケートを初めていて
ようやく様になってきているところです。

葵は、比較的裕福な家庭の一人っ子。

ジャンプが好きで、まだ成功率の低い4回転を練習中。

輪と和馬の3人で出場できることになったアイス・フェスタのショーの演技中に
葵は不注意で転倒し、輪を巻き込んでしまう。
輪はそのせいで肩を脱臼。

葵の父は、フィギュアスケートばかりするのではなく
勉強もしろと言って、家庭教師を毎日つけられ、スケートができなくなる。
クラス40人中35位ぐらいなのに、夏休み明けの中間テストでは20位以内に入れという。

家庭教師も巻き込んで
こっそり練習に通うようになり
かえって勉強にも集中できるようになる。

スケートが楽しくてしかたない・・・そんなときに
世界ジュニアのトルコ大会に
欠員が出たために、出れることになる。

家族に世界大会に出れることになり、両親を説得し、成績もがんばることにする。

練習中、またまた直りかけている輪に、不注意でぶつかってしまい
けがを悪化させてしまう。

輪と ぎくしゃくした関係のまま大会に出場。
母も体調を悪くして、試合にはついてこれない。

前半戦のショートプログラムは、多少ミスするもののまあまあの成績。

後半のフリーの演技の直前、
輪から猫の写メールが届き、それが2人が小さいころからのラッキーのジンクスだったので
うれしくなった葵は、自己ベストの演技で世界大会で3位となる。

帰ってくると、
迎えに来るはずの母がなぜか来なくて、入院していることがわかるし
学校では、活躍が壁新聞で張り出されているし、
いろいろなことが起きる。





ま、他にも細かいことがいろいろと起きるものの
中3ならではの人間関係などがいっぱいあって、
中学生には共感できることがいっぱいあるでしょうね。

初恋と気付いた時点で失恋していたり、
ひょんなことがきっかけで、その彼女との連絡手段が手に入ったりもします。

輪の友だち・橘(たちばな)に嫉妬してみたり。
橘も輪や葵を羨ましがっていたり、
人間関係もごちゃごちゃしてます。

それも、この年代にありがちな事。

輪も和馬も葵と一緒に刺激し合って成長しています。

読後感もさわやかです。


評価
面白さ  5 軽いのりで読めます。
お勧め度 5 中学生にはぜひお勧め!
再読度  4

小学校高学年ぐらいから可。ルピあり。

裏表紙の内容説明には「中2の葵と輪」とかかれていますが、
物語のスタートは中2の3月から。
3月の出来事は、メインのアイスフェスタの振り付けに3人が集まっている程度のことで、
ストーリーが展開し始めるアイスフェスタは6月。
本文のほとんどが中3です。

本文中には「14歳」という記述と、
葵が3年A組という記述がでてくるだけなので
ここは「中2の・・・」じゃなくて「14歳の」にしといたほうが良かったのでは?
なーんて
思いました(笑)
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2010/11/21 21:47 |   風野潮COMMENT(0)TRACKBACK(1)  TOP

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