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中田永一.『百瀬、こっちを向いて。』.祥伝社,2010.9

百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)
(2010/08/31)
中田 永一

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乙一の別名ペンネーム。

来年、映画化というので、読んでみた。

高校生ぐらいの子たちが主人公の
短編集。

どの主人公も
自分に自信がないタイプの子たちです。

4つの物語。

表題作は
自分が人間レベルが低いと思っている男の子が主人公。

憧れの先輩(最上レベルと思っている人)の頼みで
彼の公式彼女ではない、非公式彼女・百瀬と
付き合っているふりをすることになる。

百瀬は
普通にしていたら接点のなさそうな
明るくて素敵な女の子。

先輩の公式カップルを含めた4人ででかけたり
いろいろな景観をしていく。


主人公の心の動きが
本当に迫ってきて
切なくなったり苦しくなったりします。

恋におちてしまうってどんな気持ちのことなのか
考えさせられます。


『なみうちぎわ』
高校生の女の子が主人公。

事故にあい5年間も植物状態だったのだが
突然めざめる。

心の動きが本当にせまってきます。
自分だったら
こんなに強く生きて進んでいこうとできるのか・・・
考えさせられることがいっぱいでした。


『キャベツ畑に彼の声』
いろんなことに対する表現が
とっても素敵な物語。

あるとき、
覆面作家さんが
国語の先生だと気づいてしまう。

先生とひそかに分かち合う秘密。

秘密の共有感から
いつしか
先生に惹かれていくことになる。

冒頭にこの作家と将来結婚することになる・・・と書いてあるので
恋愛関係に発展していこうとする過程の物語・・・という感じです。


『小梅が通る』
あまりにきれいな顔だちだということに対して
コンプレックスを持つ女の子が主人公。

そのために
わざわざブスメイクをして学校へ通学している。

自分自身の中身を好きになってくれているのか
顔だけが好きなのか・・・。

クラスメイトの男子に
たまたま素顔をみつかってしまい
とっさに小梅という昔のモデル時代の名前を名乗り
しかも、妹だと嘘をつく。

彼は
小梅がすきなのか
それとも
柚木というブスメイク&地味な見かけである自分自身の中身が好きなのか・・・。

友だちグループの女の子たちは
もし、自分の本当の姿を知ったらどうなるのか・・・。

最後まで
ドキドキする展開がいっぱいです。




評価
面白さ 5
お勧め度 5
再読度  5

難易度 ルビなしの一般書ですが
    内容的には
    小学校高から可 なので、 
    ぜひ、児童文庫系でも出版してほしい。
 
    
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2013/09/22 15:05 |   乙一COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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